異世界転生ものもいろいろ出ていますが、この作品はシロクマに転生です。
シロクマといえば寒冷地なのですが、単に「白い毛皮のクマ」という感じで舞台は温暖な森の中の模様です。
人語を話す2m以上のクマが主役(享年28才)のため、チート的な能力はありそうですがなによりもまず体格と筋力的に人間以上であり、物理的に敵なしという感じです。
獣人(ウェアウルフ)の姉妹を助けたことで共に暮らすようになるため、獣人の女の子を愛でる物語でもあります。
お決まりの獣人差別や奴隷的なものあるので、そういった基本は抑えつつ主役が少し変わったものをという方向けの作品です。
『シロクマ転生 森の守護神になったぞ伝説』の特徴
- 動物に転生
- 獣人の少女
- 虐げられた獣人
- 森での生活
『シロクマ転生 森の守護神になったぞ伝説』の絵柄
シンプルな線で分かりやすい絵といえます。
主役が人間ではなくクマなので骨格などが気になる部分はありますが、デッサン崩れと呼ぶ程のおかしさはありません。
動物自体の描写は上手く、しっかりとした技術を感じます。
同様に森ということで背景には気やら草やらが多く出て来ますが、疎密をうまくつかっている印象で問題は感じませんでした。
獣人の少女など女性は可愛らしく描けていますが、モブの男性(ヤラレ役のひげ面中年男性等)の描写が案外良く、キャラクターは全体的に良い感じに見えます。
特筆すべき絵柄ではありませんが、安心して見られる絵だと思います。
『シロクマ転生 森の守護神になったぞ伝説』の見所
「主役がシロクマ」が見所です。
他の転生ものの差別化としてストレートに「主役を人でもモンスターでもなくクマにする(ただのクマということではありませんが)」という方法で解決を図っており、逆に言えばそこが全てです。
人間でない故のメリットデメリットを活かすか殺すかで評価は変わるでしょう。
『シロクマ転生 森の守護神になったぞ伝説』のKindle予約情報
2巻が2018/7/23に発売されました。
『シロクマ転生 森の守護神になったぞ伝説』のKindle新刊既刊情報
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