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最果てのパラディン

ファンタジー世界の転生ものではありますが、全体を支配する雰囲気が独特な作品です。

タイトルの印象もあると思いますが、全体的に落ち着いていて「黄昏の時代」のようなことが浮かぶほどです。

登場人物は絞られていますが、読者にも明かされない背景をもったままのため具体的な掘り下げがスロ―ペースです。
しかしながらその状態で展開される日常の場面が静かに積み重なっていて、後にくるであろうカタルシスのための準備に思えてきます。

それを感じてしまうと、日常の場面の一つ一つが大切な思い出の一場面にも感じられ、結果として独特の世界観を作っているのでしょう。

派手さはそれほどないですが(派手な演出もありますがそれすら全体の雰囲気にのまれている印象です)、作品の全体像自体が持つ影響力が強い珍しい作品です。

異世界転生ものでハーレムやら無双やらに飽食気味の方には特におすすめできそうです。

『最果てのパラディン』の特徴

  • 少ない登場人物
  • 静かな日常と思い出
  • 当初は明かされない背景

『最果てのパラディン』の絵柄

デッサンが狂うこともなく安定してこうレベルの絵です。

表紙自体がイラストとして完成されていますが、中身も相応の絵だと思って間違いありません。

アクションがだめということではないのですが、作品の影響か静かな場面の絵が特に良く雰囲気を十分に味わえるでしょう。

『最果てのパラディン』の見所

見所はやはり「世界」でしょう。

彼らがどこで、どういう背景を持ち、何を考え、どのように行動しているのか?ということが作品世界をしっかりと形作っています。

それらが絵やセリフから存分に感じられ、作品に引き込まれるほどに読者側がいろいろと想像してしまうことになります。

結果として描かれている以上の物語を読むことができるため、どれか1つの要素いうよりは、作品世界そのものが見所と言えます。

『最果てのパラディン』のKindle予約情報

2巻が2018/10/25に発売されました。

『最果てのパラディン』のKindle新刊既刊情報

最新巻2巻
発売日2018/10/25
次巻3巻
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黒の召喚士

異世界のチートものですが、画力と話の構成が上手く、軽目で楽しめる作品です。

自分にマイナスの設定を課すことで過剰なチートを得るというタイプですが、そのマイナスに「記憶」を選んだため、転移ものであるにかかわらず転移前の状態がないも同然になっている点が特徴です。
見方をかえれば、異世界転移ではなく単に異様に強い現地人の物語ともとれてしまいます。

チート能力の他に転移を行った女神を仲間にしているなどお約束的な部分が目に付くこともありますが、初期においては適度な突っ込み役と程度の存在なのでまだ良いように思います。

タイトルにある通り「召喚士」なのでモンスターを手駒に加えていき、そこがやはり面白さの1つだと思います。主人公以外が活躍する場面が見られますので。

ただし召喚というより従属という感じで、某ボールを投げて対象を捕まえるゲームのような仕組みに思え、「別の世界から何かを呼び出して用いる」というのを想像すると違和感があるかもしれません。

基本的に戦闘メインらしく、そのあたりの割り切りが読みやすさに繋がっていると思います。
話が進むに連れて妙に戦闘狂(バトルジャンキー)と強調する場面が多く、キャラクターの特徴付けのためとはいえ何度も繰り返されると辟易する部分もあります。

具体的な描写はほぼないものの2巻にてセックスシーンがでてきます。
鈍感主人公ではないので流れ的に違和感もすくなく嫌な感じは受けませんが、そこまでの必要性も感じませんでした。

「黒の」と付くあたりに中2感が強いですが、その点はあまり気にせず気楽に読めて楽しめる作品だと思います。

『黒の召喚士』の特徴

  • 転移物なのに転移前の記憶がない主人公
  • モンスターを引き連れての活躍
  • 勢いのある戦闘シーン
  • 敵対者は必要に応じて命を奪い、後悔などはなし
  • 転移を行う女神も共に行動

『黒の召喚士』の絵柄

絵柄に特徴もありつつデッサンに狂いもなく、アングルの変化にもきっちり対応していて上手い絵です。

簡略化が強いですが手抜きにはみえませんし、むしろ背景やアクションシーンの効果描写を加味すると丁度良い人物表現に思えます。
頑張りすぎてごちゃごちゃしてしまい見づらくなった作品はわりと多くありますので。

対して質感の描写は少し微妙です。
医師や布や金属等の表現が弱くみえ、それらの存在感が薄く感じます。

とはいえ問題に思える程ではなく、充分に商業レベルだと思いますので安心して購入できます。

『黒の召喚士』の見所

「モンスター」が見所です。

せっかくの召喚ものなので、やはりモンスターの成長や関係性の変化などが見所でしょう。

戦闘メインなだけあって強者対主人公というだけではなくなるため場面に起伏も生じますし、この起伏が作品を飽きさせない要素になりえます。

残念なのは無数のモンスターを引き連れるようなものではなく、強い固体の少数精鋭になりそうな点でしょうか。

いろいろなモンスターが見られるという楽しみはあまり期待できないかもしれません。

『黒の召喚士』のKindle予約情報

2巻が2018/11/25に発売されました。

『黒の召喚士』のKindle新刊既刊情報

最新巻2巻
発売日2018/11/25
次巻3巻
発売日情報なし
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復讐を誓った白猫は竜王の膝の上で惰眠をむさぼる

異世界転移もので、女性が主人公の物語です。

少女漫画に分類されるようで、登場人物もその関係性も少女漫画よりです。

具体的には以下のような感じです。

  • 疎外される主人公
  • 主人公の疎外の原因となる女友達
  • 女友達を過度に慕う取り巻き

ただ、この関係性にはちゃんと理由があるようで、単にそれぞれの性格や過去の行き違いなどが原因ではなさそうです。

亜人も住む世界に転移させられたので人間以外もすんでいますが基本は人型で、タイトルの竜王も人型です(竜と人のどちらが本来の姿なのか分かりませんが)。

そのため姿形が異形のものとの恋という物語ではありません。

チート的なものとして「精霊に特別に愛されている」「魔力の質と量が優れている」というものがありますが、どうやら転移前からのようなので、その点は他の作品と違います。

タイトルに「復讐」とありますが、本質的にはそれほど暗い話ではなく、主人公の性格や行動のおかげで明るいめとさえ言えるお話です。

『復讐を誓った白猫は竜王の膝の上で惰眠をむさぼる』の特徴

  • 女性が主人公
  • 複数人が同時に転移
  • 精霊が重要な世界
  • 精霊と亜人と人間

『復讐を誓った白猫は竜王の膝の上で惰眠をむさぼる』の絵柄

まとまっていて安定感があり高レベルな絵です。

少女漫画よりですが輪郭線が薄くなく、男性にも魅力的に見えるはずです。

主人公を始め女性キャラクターは可愛く、老年男性などもしっかりとした絵で描かれていて、年齢や性別問わず描けるのだとわかります。

この絵を古いと感じる人もいるようですが、個人的には古さではなく「確かな実力のあるベテランの絵」だと感じました。

『復讐を誓った白猫は竜王の膝の上で惰眠をむさぼる』の見所

「主人公」が見所です。

主人公の造形や性格や行動が魅力的で、見ていて飽きません。

単に受け身だったり流されるままだったりということではなく、どちらかと言えばやや突っ走るタイプのアクティブなキャラクターです。

ただ、このタイプにありがちな「どう考えても問題になりそうなことを気軽にやらかす」というトラブルメーカータイプではなく、根本的にはちゃんと周りを見て考えられる(ちょっとおもったことを口に出し過ぎですが)常識的な人物という点が魅力を増しているように思います。

余談ですが、時の精霊というキャラクターもとても魅力的です。

『復讐を誓った白猫は竜王の膝の上で惰眠をむさぼる』のKindle予約情報

1巻が2018/4/5に発売されました。

『復讐を誓った白猫は竜王の膝の上で惰眠をむさぼる』のKindle新刊既刊情報

最新巻1巻
発売日2018/4/5
次巻2巻
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図書館の大魔術師

植物性の紙と活版技術が存在する時代で、本が革表紙に包まれていて分厚く高価なものである時代が舞台のお話。

「大魔術師」とありますが、「魔術書を集める魔術師の旅」や「魔術書を使った魔術師同士のバトルもの」などではなく、もっと静かな作品です。

本の意義や価値を非常に丁寧に描いていて、それが物語の核になり主人公(エルフと人の混血?)を動かし行動させる物語です。

本を図書館で扱い世間的にも重要な職業と認識されているのが「司書」で、主要な人物だ就いている職でもあります。

現実の司書業務にも関連する内容に加えて、魔術の存在や動物と言葉を交わす(言葉以外でも意思を通じる方法がある描写ですが)などのファンタジー要素もあり、本から繋がる要素が含まれています。

そのため「司書=本の整理をしているだけ」というもではなく、プログラマを魔術師(ウィザード)に例えることもありますがそれの司書版というと分かりやすいかもしれません。

書物の修復自体が魔術的な役割を担うこともあり、日常的な業務にファンタジー的な別の役割も与えられているので、司書経験者にはまた違った楽しみ方ができるでしょう。

内容的にもですが漫画的にも読み応えがあり、一冊を読み終えたあとの満足感はかなりのものです。

余談ですが、物語のセリフでは「としょかん」を1文字で以下のように記述しています。

  • 「くにがまえ」の中に「書」

実は現代日本でも以下のような略語が使われています。

  • 「くにがまえ」の中に「ト」

この一文字で「図書館」と読ませる略語なので馴染みがない方には読みづらいかもしれませんが、業界用語でもあるので雰囲気づくりの重要な要素に思えます。

本を主題にした丁寧な物語は多くの人にお勧めできます。

『図書館の大魔術師』の特徴

  • 本を核にした物語
  • 少年の成長と冒険
  • 司書が重要な存在
  • 司書の現実の業務との類似性
  • 動物(幻獣的なもの含む)との意思疎通と交流
  • 妖精(ピクシー)のような小柄な種族

『図書館の大魔術師』の絵柄

丁寧かつ繊細な絵柄です。

キャラクターの造形、服装、小物、背景、モブ、etcの全てが高レベルで、絵に稚拙さはまったくありません。

世界丸ごとを描写するタイプの方のようで、コマの全てに一貫性があり、それが世界感を強固なものにしています。

顔の表現が微妙に古く、キャラクターの年齢と外見が微妙にずれているような印象もうけますが、設定などもあるでしょうし些細な点でしょう。

物語にしっかりと没入させてくれる良い絵です。

『図書館の大魔術師』の見所

「司書」が見所です。

「学者が無敵のヒーローに」という類いではなく、司書が概ね現実に沿ったちゃんとした職業として主役になっている点が良いです。

司書を単なる追加要素的な扱いにすることなく、地味な所は誇張せず地味に書きつつもしっかりと細部まで描いており、厚みを感じます。

また、業務に魔術に絡めて派手な演出もいれるなど見せ場を入れる要素が用意されていて、虚構の漫画として充分な見映えで表現されています。

司書職の人にも読んで貰いたいですね。

『図書館の大魔術師』のKindle予約情報

2巻が2018/11/7に発売されました。

『図書館の大魔術師』のKindle新刊既刊情報

最新巻2巻
発売日2018/11/7
次巻3巻
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効率厨魔導師、第二の人生で魔導を極める

転生ものですが、時間軸を遡る人生やり直し系なので世界はそのままです。

生涯を魔導の研究と修練に捧げたものの、老人の時点でめざした方向性と才能の乖離が問題であると気付いて人生のやり直しを決意というのが冒頭の流れです。

老人が少年時代に戻るので知識や経験がチート能力のようなものですが、魔導の才能自体は生まれ持ったものでしょうからその意味では控えめなチートかもしれません。

とはいえ本来知り得ない魔法の技術を知っているアドバンテージは高く、効率的な修練を重ねることが可能になるため成長速度はチートそのものではあります。

可愛い女の子や色気のある女の子に囲まれて過ごすことになるようですが、中身が老人で体が子供という設定のために読者としてはどう読めばいいのか戸惑う作品です。

心や頭に合わせて老人視点なら孫ほどの年齢の女の子が相手になりますし、体に合わせて少年視点なら中身が老人設定を意図的に無視する形になり、この作品を読む意味もないように思えるためです。

感情移入がしにくいか作品もしれません。

『効率厨魔導師、第二の人生で魔導を極める』の特徴

  • 人生をやり直す
  • 魔法特化
  • 中身と体の年齢ギャップ
  • 可愛い女の子とのハーレム

『効率厨魔導師、第二の人生で魔導を極める』の絵柄

絵自体は問題なくうまいといえるものですが、なぜか古さを感じてしまいます。

恐らくキャラクターの顔というか「目」の描き方が原因ではないかと考えていますが、あまり自信はありません。

多少ごちゃつきもキツく何を描いてるのか分からない時もあります。

悪くはないのによく見えない絵という印象です。

『効率厨魔導師、第二の人生で魔導を極める』の見所

「成長物語」が見所です。

人生をやり直す動機が魔導の再修練ですから、自分の望む方向に成長するために努力する物語となるため、必然的に成長過程が最大の見所になります。

知識はあれど能力が追いつかない状況(ゲーム的ですがレベルが足りてない状態)ですから、その時々に出来ることを裏技的なものまで駆使して行う必要があり、その創意工夫を見るのはおもしろいと思います。

攻略サイトを見ながらプレイしているような感覚で、「今このタイミングならあそこでああすれば経験値もお金も稼げる」などと考えて行動している様子を見ている感覚です。

『効率厨魔導師、第二の人生で魔導を極める』のKindle予約情報

なし。4巻が2018/4/12に発売されました。

『効率厨魔導師、第二の人生で魔導を極める』のKindle新刊既刊情報

最新巻4巻
発売日2018/4/12
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回復術士のやり直し

タイムリープ系のファンタジー作品です。

特徴は、勇者の1人である主人公が相当に悲惨な目にあった上でのやり直しという点です。

主人公が悲惨な状況というのはわりとありますが、この作品では意図的に薬物中毒にされたうえ、レイプ(主人公は男ですが精子を体内に入れれた人物は男女関係なく能力が向上するため)されたり使い捨ての駒のように扱われるなど、具体的に悲惨な内容が説明されています。

加えてやり直し後もある程度は同じ目に合う必要があり、辛い経験を自覚的に繰り返す状況です。

能力は回復ですが、実際には根本が回復とは違うようで、その点を利用した話の展開になっています。

基本的に復讐劇であり、ほのぼの楽しいお話ではありません。

復讐劇がお好きな方であれば読んでみても損はないと思います。

絵柄

商業では少し厳しいレベルに思えます。

デッサンが微妙な部分もありますが、それよりも表情の描き方に問題を感じます。

作品のテーマ的に苦悶や憤怒や絶望などの激しく暗い感情を描けなければならないのですが、表現に幅がないうえ簡略化があまり良くなく稚拙に見えます。

とはいえ描くことが難しいテーマですし、このまま巻を重ねる過程で絵は良くなるものですし、1巻で判断せずにいるほうが良いとは思います。

『回復術士のやり直し』のKindle予約情報

2巻が2018/9/4に発売されました。

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最新巻2巻
発売日2018/9/4
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無職転生 ~異世界行ったら本気だす~

異世界もののなかでも初期のものかと思いますが、色々と詰め込みつつもまとまっている作品です。

主人公は転生であり、赤ん坊の状態からスタートします。
そのため異世界ので人間関係を子供が成長する期間で構築していくため、関係性に厚みがでてきます。

勇者召喚的なものではないですが、神らしき人物からの接触が切っ掛けで物語が展開していく場面もあり、なんらかの使命を帯びているのだとは思います。

特筆すべきなのは、転生前の主人公の姿がそれなりの頻度で登場する点です。

転生後は美男子ですが、転生前はいわゆる「キモオタデブメガネ」という形でギャップが激しく、転生前の姿が登場することで以前の人生があった事実を再認識させれて、物語との距離感が微妙に保たれている気がします。

他の作品では転生前の姿はぼんやりだったり特徴のない描き方をしていますが、それは転生前の印象を薄くして「転生後の主人公のイメージを崩さない」ためで、無職転生の描き方とは違います。

物語は魔法の才能と知性に長けた主人公が動き回る話になりますが、単調ではなく結構な起伏があります。
その起伏は主人公だけではなく他の登場人物にも影響していて、シリアスなシーンの必要性にも通じています。

異世界ものは「明るいだけの物語」「暗いだけの物語」と極端なものが多い印象ですが、無職転生は明るい場面も暗い場面もあり作品として非常にまともな作りです。

異世界転生ものに興味があるならば一度読んでみて損はないと思います。

絵柄

非常に上手いです。

1コマの書き込み量が相当で、他の異世界ものとは一線を画しています。

人物は髪や瞳の描写が繊細で、表情の作り方も感情が伝わるように描かれています。

難しいアングルでもデッサンが崩れる事はあまりなく、人物を魅力的にみせるための描き方も抜群です。

水や木々等の自然描写もしっかりしていて、迫力のある嵐のシーンも再現できるほどです。

キャラクターデザイン的には古さをそれほど感じませんが、それはおそらく服装や髪型よりも人物自体が魅力的に描かれているからでしょう。

エロ方向の描写

エロ方向の描写は割とあります。

主人公がそれなりに下心満載なので、スカートの中を覗こうとしたり、巨乳キャラの胸を凝視したりと、割とストレートに描かれています。共に旅する女の子にエロい視線を向けるのも度々です。

描き方も、胸や尻や足(わりとこれが多い気がします)を強調するアングルが多用されますし、肉感的な描き方もされているのでエロさはしっかりあります。

多少驚くのは、主人公が転生した先の家族(父・母・メイド)内のいざこざで、父とメイドが不倫して子供ができるというシーンがある点です。

小さい子がいる家庭で不倫というのをよく描いたなと思いますが、この子供は後に登場しますし何らかの役割があるのかなとも思います。

主人公が子供なので主人公絡みでは「スケベ」程度の表現ですが、一応エロい表現がある点は気にした方がよいかもしれません。

『無職転生 ~異世界行ったら本気だす~』のKindle予約情報

9巻が2018/10/23に発売されました。

『無職転生 ~異世界行ったら本気だす~』のKindle新刊既刊情報

最新巻9巻
発売日2018/10/23
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骸骨騎士様、只今異世界へお出掛け中

異世界もので主人公はゲームのキャラクターのまま転移されましたが、ゲーム世界ということではないようです。

ゲームキャラクター時の魔法は使えるため関連はあるはずですが、地理や文化や登場人物などに対する主人公の反応を見る限りゲームそのままではなく、詳細が不明です。

とりあえずのんびり隠れ住みたいようですが、困った人(エルフ)を助けるなどヒーロっぽいことをしだすなど、タイトルのようにのんびりとした展開ではありません。

主人公が高レベルでステータスも装備も最上級のため身の危険がほぼなく、その点では確かに「のんびり」ではありますが。

オーバーロードと同様に骸骨姿でありそれをネタにしたりする場面もありますが、正直あまり必要性を感じません。

物語を動かす要因の1つにはなっていますが、骸骨である強い必要性があったとは思えず現状では単なる特徴の一つという印象です。

「騎士」ではありますが魔法も使う(移動系)ため剣技がメインではありません。戦闘シーンは瞬間移動で不意を打ち高レベルステータスにまかせて撃退という大雑把さです。

この点は物語上の演出でもあり、後ほど改善の必要性を自ら悟りますが。

なお、冒頭で出会う精霊獣がマスコットキャラとしてかなり強めに打ち出されているので、その点は他の作品と少し違います。

ありがちな展開として、成長後に人型にはならないことを願いたいですね…。

絵柄

全体的にまとまっていて大きく崩れることもなく安定しています。

アクションシーンでは描写とアングルに堅さを感じるので、動きを感じる絵ではありません。

主人公が鎧を着ていて毎回これを描くのは非常に手間がかかるのは理解していますが、金属表現が弱く堅さも感じずで微妙です。

こちらは意図的だと思いつつもその理由がわかりませんが頭蓋骨の描写レベルが2つあり、1つはしっかりと頭蓋骨を描いており、1つは球にテクスチャを貼付けたように平面的な頭蓋骨で描かれています。

後者が出る旅に違和感があり気になってしまいました。

細かい点を書いてしまいましたが、エルフの女性はキレイですし、エルフの男性もそれっぽさがしっかりとありますし、背景も適度に簡略化しつつも程度良く描かれていますし、最初に描いたように全体的にはまとまっていて十分楽しめる絵です。

『骸骨騎士様、只今異世界へお出掛け中』のKindle予約情報

3巻が2018/09/25に発売されました。

『骸骨騎士様、只今異世界へお出掛け中』のKindle新刊既刊情報

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発売日2018/9/25
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異世界でスキルを解体したらチートな嫁が増殖しました 概念交差のストラクチャー

異世界もので、一応世界を救わない系かなと思います。
集団で転移させられた後に勇者志望の人物からの誘いを断り、単独で街に出て「さあどうしよう」という流れなので。

ただし、チートスキルでわりと無茶をやってる感じなので、目をつけられた挙げ句に重大事件に巻き込まれるのでしょうが。

チートスキルは「既存の単数や複数のスキル説明文内の単語を取り出し、順序や場所を入れ替えて新しいスキルを作る」という、半ば何でもありの強さです。

気になるのはこのスキルを他人に使用した場合、エロ系の演出で表現され、どう見ても前戯で感じているというか、やってしまってオーガズムに達している感じです。

もちろん意図的な描き方なのでしょうが、そういうのを求めずに読むとげんなりします。そこに項をさくならもっと物語を掘り下げる描写をしてほしいといいますか…。

なお、主人公は性格的にも肉体的にも体育会系ではないので、素の身体能力で大きな剣を振り回したり、怪力で相手をなぎ倒すようなことはありません(スキルを使ってそういうことをしかねませんが)。

スキル部分がチート過ぎてなんでもこのスキルで解決しそうですから、それ以外の展開を求める方にはあまり楽しめないかもしれません。

反対に、このパターンが好きでエロ表現OKならば楽しめるとは思います。

絵柄

絵柄は繊細で非常に上手だと思います。

明らかにイラストよりの上手さで、肌の質感などを見るとエロ系の人体表現といった感じです。

デッサンが大きく狂うようには見えませんし、ギャクシーンぽい時のデフォルメも好いです。顔がやや面長というか、鼻筋が長いのは絵のクセなのかもしれません。

ヒロインのセシルは特に気合いが入っていて、可愛くエロく見えるように集中的に気を使っているように見えました。

ただ、あまりアクションは向いていないといいますか、「動いてい場面を写真に収めた」ような絵は上手くとも、「動いて見える絵」は微妙な印象です。

[追記]

2巻では絵が崩れています。

特に顔の造形がまとまっておらず、適当に描いているように見えてしまうレベルです。

2巻を購入する場合は、1巻の絵を期待しないほうがよいでしょう。

『 異世界でスキルを解体したらチートな嫁が増殖しました 概念交差のストラクチャー』のKindle予約情報

2巻が2018/7/9に発売されました。

『 異世界でスキルを解体したらチートな嫁が増殖しました 概念交差のストラクチャー』のKindle新刊既刊情報

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ありふれた職業で世界最強

異世界ものですが、一言でいうと中2感満載の作品です。

元は違いますが、主人公は白髪隻眼となり、片腕は機械、武器は銃、コートっぽい服、パートナーは生活力に欠けるようなロリ美少女、というあたりでどういう感じかが分かるかと思います。

召喚の結果与えられた能力は錬金術ですが、これが「ありふれた職業」なのかは微妙な印象です。ネタ的にでてきた農業に関連するスキルの方が意外感があってよかったような…。

序盤は無能力近く、その分を知識でカバーしようという流れだったのでそういう方向かと思いきや、クラスメートの裏切り(もともと仲間感は薄いので裏切りという程のものではないとは思いますが)で窮地に立たされた結果、戦闘狂のような武闘派になってしまいます。

本人の心境などは武闘派ということではないのですが、「無能に近い主人公が知恵を絞って立ち向かう」というものではありませんでした。

なお、序盤の状況はなかなかにエグく絶望的な印象もあり、その点に魅力はあります。

世界の裏側にある約束事的な部分を早めに提示する流れも、今後どう展開するのか気になりますし。

ただいかんせん中2感が強いので、その方向がダメな方はやめておいた方が無難でしょう。

絵柄

序盤の状況が状況なので偏った印象なのですが、線の表現に勢いのある絵柄で、荒々しいといえるかもしれません。

人物を細い線で描くようなタイプではなく、かすれ気味の毛筆で描いているのようなイメージです。

デッサンが大きく狂う感じはないので、質は高いと思います。

モンスターがでてきますが造形があまりしっかりしておらず、勢いで書き切ったという感じでした。全体的に質感の表現が弱いのかもしれません。

『ありふれた職業で世界最強』のKindle予約情報

3巻が2018/4/25に発売されました。

『ありふれた職業で世界最強』のKindle新刊既刊情報

最新巻3巻
発売日2018/4/25
次巻4巻
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転生したら剣でした

異世界ものですが、転生対象が人間やモンスターなどの生物ですらない無機物の「剣」です。

剣がどうやって主役にと思いましたが、そこはファンタジー。魔力で自在に動き回れるようになって解決です。

序盤ではちゃんと成功はしていませんが人型の分身を作る能力も得ているので、今後そういう展開もあるのでしょう。

基本的に剣だけでかなりの強さという設定ですが、それを活かして相棒として獣人の少女「フラン」が登場します。

異世界ものではよくある「可愛く幼い奴隷の獣人娘」で、庇護欲をそそられるかと思います。

獣人の扱いは悪いですが、獣人の中でももっとも蔑まれている種族(黒猫族)ということで、自分より下がいない境遇からの成り上がり物語でもあります。

なお、基本的には主人公の便利機能でガンガン成長していくので弱い期間は短いです。

絵柄

剣のデザインが装飾過剰ですが、この辺りは原作のこともあるのでどうこうはいえません。

その他も原作準拠らしい部分はおいて、全体的に線がやや細い印象です。

デッサンが特別くるっていたり、素人のような絵ということではなく、しっかりと商業レベルの絵であるのですが重さがないというか軽く見えます。

そのせいか残酷な場面でもあまり生々しさがなく、それが良いと感じる人も、悪いと感じる人もいそうな絵です。

気軽に見れるという点では良いと思います。

基本的にはフランを愛でる物語

状況や設定は色々ありますが、強い武器である主人公がフランの成長を助ける様を見るという、読者にとっては「フランを愛でる物語」だといえます。

その点で、自分が成長するよりも相棒を成長させることに楽しみや面白さを感じる方にお勧めできる作品です。

父が娘を守るように。彼女を彼氏が守るように。そんな関係性の物語ですね。

『転生したら剣でした』のKindle予約情報

Kindleは紙媒体の発売と同時に購入可能になるため、予約はできません。

なお、4巻は2018/9/21に発売されました。

『転生したら剣でした』のKindle新刊既刊情報

最新巻4巻
発売日2018/9/21
次巻5巻
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転生したらスライムだった件

異世界ものに限らす幅広くみても、絵柄も内容も素晴らしい作品です。

転生先としてゴブリンにも劣る最弱モンスターのスライムを選びつつ、その特性を活かして生きて行く姿を描くサクセスストーリ。という感じでしょうか。

とはいえ、補職した相手の力を得るという能力のために冒頭の伝説級のキャラクターを補食した時点で相当に強くなってしまい、少しづつ強くなっていくような成長ものとは少し違います。

基本的にモンスターや亜人(ドワーフ)が登場し、人間はあまり出て来ません。話が進めば対人間の物語も描かれるでしょうが、とりあえずは人外中心です。

仲間といいますか賛同者を増やしていくのですが、その過程で「名付け」を行いそのキャラクターのレベルがあがります。
こういう場合のお約束的に、レベルが上がると人間の姿に近くなり、人外感はやや薄れます。

物語全体では、モンスター中心の国づくり的なものがあるようで内政系といえ、魔法などがあるので微妙ですが多種族との戦争や外交も描かれています。

盛りだくさんなので一つ一つの印象は弱いのですが、絵の美味さもありキャラクター中心で読むととても楽しめる作品です。

絵柄

個人的に好きな川上泰樹さんが絵を担当しているので、文句なしで良い絵です。

線が単調ではなくややザラついており、絵物語といいますか、非常に雰囲気のある絵柄です。

デッサンの崩れもありませんし、アクションシーンの動きなども必見の絵です。

キャラクターの造形としては美男美女がやや面長になる傾向を感じますが、そこまで気になる程ではなく川上さんの特徴的な絵柄という認識でよいと思います。

肝心のモンスターなどのクリーチャーデザインも秀逸で、あまりかっこ良くないはずの豚モチーフのオークですら魅力的です。

他にも「ねじ巻き精霊戦記 天鏡のアルデラミン」や「まおゆう魔王勇者 外伝 まどろみの女魔法使い」などを書かれているのでコミカライズの経験も豊富で腕も一流です。

亜人の種類

今のところスライムは主人公だけですが、以下のような亜人やモンスターが出て来ます。

  • ゴブリン(美形/マッチョ/おちゃらけ)
  • ドワーフ(ひげ面職人)
  • ドライアド(甘いモノ好きの美人)
  • エルフ
  • 狼(主にベッタリの獣)
  • 昆虫(蜂とかクワガタ的なのとか)
  • 鬼(オーガだが日本風)
  • オーク(豚)
  • リザードマン(水かきあり)

種族ではなく恐ろしく強くなった固体として「魔王」も存在しています。

精霊もいますが、特定のエピソードに絡んでいるだけで存在感はありません。

初期はゴブリンのみで役職付きになったりするのですが、種族が増えると極たまにしか登場の機会がありません。一部はメイン並に登場はしますが、仕方が無いとはいえ残念です。

少ししか出番がありませんが、まんま昆虫のモンスターが傘下に加わるのは興味深い所です。

中2的な表現

コミックではなく原作の要因なのですが、「飢餓者」と書いて「ウエルモノ」とルビをうつ場面があり、こういう点が個人的には中2感が強くてだめでした。

キャラクターの戦闘服にスーツ的なのがあるのも同様に中2感があり、他の要素から浮いている印象です。

気にならない人がほとんどでしょうし、気になってもある程度慣れるので無視できるでしょうから、問題にはならないと思いますが。

『転生したらスライムだった件』のKindle予約情報

10巻が2018/12/7に発売されました。

『転生したらスライムだった件』のKindle新刊既刊情報

最新巻10巻
発売日2018/12/7
次巻11巻
発売日情報なし
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ゴブリンスレイヤー

ファンタジーの中ではかなりの良作です。

ゴブリンをメインで扱う作品は増えていますが、敵方としてここまでこだわっているのはゴブリンスレイヤーぐらいでしょう。

ゴブリンを単なる雑魚ではなはなく生き物として捉えていて、その行動や思考までしっかりと考えられています。

それだけに、ゴブリンならやるであろう様々なことが描かれています。

例えば、女性を捕まえてレイプし続け子を生ませようとする場面が何度もでてきます。

作中では女性の小便の臭いを好むという説明もあり、ゴブリンがどういう生態なのかが自然と理解できるでしょう。

主人公は中肉中背ながらゴブリン退治に特化した技能をもち、基本的にはソロで巣穴の攻略(=巣穴の中のゴブリンを皆殺し)可能な人物です。

この主人公に女プリーストがメインで加わり、そこからサブレギュラー的なキャラクターが加わってと、ソロからパーティーになっていくようです。

設定もキャラクターも物語も他の作品より一段上で、買っても損をしない作品です。

絵柄

キャラクターの顔の描写に多少の古さを感じますが、すぐに気にならなくなります。

なぜならキャラクターの装備の緻密さ、背景の描写、アクション、なによりゴブリンの表現が素晴らしく、1コマの完成度に目を奪われるためです。

それだけに没入感も凄まじく、集中して全冊読んでしまう程です。

魔法

ゴブリンスレイヤーの世界には魔法や神の奇跡が存在しますが、基本的には剣の時代という感じです。

なぜなら、魔法の回数制限がかなり厳しいようで、初心者は2,3回魔法を放てば打ち止めという状態だからです。

対ゴブリンに関して言えば、相手は数で押し込んでくるのですから、よほど効果的につかわなければすぐに魔法使いや僧侶は押し潰されてしまいます。

実際、魔法使いが数で簡単に押されて潰され、レイプの後に殺されるという場面が冒頭にあります。

ファンタジー作品ですが、その世界で実際に起こりうる状況が描かれており、それがリアリティーの強化に繋がっているのでしょう。

『ゴブリンスレイヤー』のKindle予約情報

6巻が2018/12/13に発売されました。

『ゴブリンスレイヤー』のKindle新刊既刊情報

最新巻6巻
発売日2018/12/13
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魔法少女特殊戦あすか

魔法少女ものの中では異質な、魔法少女が世界を救ったあとのお話です。

とはいえ結局のところ戦いが続いているので、世界を救ったあとという前提をあまり感じないのですが。

アクションが主体でグロが頻繁に入り、物語自体はシリアス展開が多くを占めるので、暗めの内容です。

魔法力の損耗を防ぐためにまず銃器で攻撃を行うなど、戦術的な部分で魔法少女以外がある程度の対抗手段を獲得している点も特徴といえるでしょう。

この状態で必殺技的なものを叫ぶのに違和感がありますが、この違和感こそが魔法少女が世界を救った後にも闘い続けていると感じられる部分なのだと思います。

お風呂のシーンやレズっぽいキャラクターの存在、下着がこれでもかとよく見えるアングルなど、女主人公もののお約束的なものは完備です。

ただし、敵方にモブの女性がレイプされるシーンもあるので、単なるお色気シーンが差し挟まれているわけではありません。

絵柄

顔の描き方のせいか、やや古めの絵柄に見えます。

しかしながら、デッサンが崩れることはあまりなく動きもしっかりと表現されているため、すぐに引き込まれて絵柄のことは気にならないでしょう。

私は銃器の知識がないのでわかりませんが、おそらく資料に即した造形や使用方法で描かれているのではと思いますので、小物の描写もしっかりしています。

トラウマの多さ

登場人物の多くがトラウマを抱えて行きており、回想シーンでそれらを見ることになります。

魔法少女ものでは敵が主人公の家族を害するという掟破りはまずやりませんが、この作品ではそんなことはなく、効果的に残虐な方法を用いてきます。

回想シーン以外でもあまり救いがない(モブの死亡率がかなり高い)ので、明るめの作品が好きな場合はお勧めできない内容です。

グロテスク表現

既に触れていますが、グロが結構あります。

基本的に敵方が一般人を虐殺するので、四肢をもいだり、内蔵をぶちまけたりという場面を目にします。

アップになる場合もありますが、モブの場合は背景にとけ込むようにやや遠めのアングルからというのが多いように感じますので、その意味ではまだ大丈夫といえるかもしれません。

主役のあすかが斬撃系の魔法を使うため敵が両断されて断面が見えるというものありますが、銃や薬物や打撃などの魔法(といいますか魔法で効果を付与された攻撃です)を受けた敵全般が攻撃に応じた損壊を受けるので、ダメージ描写としてのグロは程度の差はあれどずっと続きます。

『魔法少女特殊戦あすか』のKindle予約情報

9巻が2018/12/25に発売されました。

『魔法少女特殊戦あすか』のKindle新刊既刊情報

最新巻8巻
発売日2018/7/25
次巻9巻
発売日2018/12/25
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月が導く異世界道中

異世界ものですが、召喚されてからほぼすぐに召喚に関わった神から酷い目に合わされてはじまります。

人間の他にも亜人が暮らしている世界で、人間優遇の神様から「人間と話す事は許さない」と定番の言語能力を与えられず、しかしながら人間以外なら良いと亜人と話す言語能力を与えられることになります。

最初にヒロインぽく登場するのがハイランドオーク(いわゆる豚に似た顔を持つオーク)で、よくある「成長したら人間のすがたに」ということもなく(3巻時点ではですが)、オークの少女として登場し続けというのも変わっていると思います。

他のヒロインぽいキャラクターも龍やら蜘蛛やらが本来の姿ですが、一応こちらは設定上の理由から人型になっています。

しかしながら、主人公は人型前の状態を見ているわけで、元蜘蛛という点を理由に明確に拒否という場面は何度も見かけます。この辺りのやりと取りも新鮮な展開なのでおもしろく読めます。

なお、チート能力はかなりのチートですが、授かった経緯が経緯のためチートで何が悪いという感じで読めてしまいます。

開拓もの

物語が進行すると亜空間に出入りすることになります。

その亜空間に亜人としてオークやドワーフ、アルケー(半分人型半分蜘蛛のような姿でちょっと気持ち悪い)などを住わせて街を作るという展開が平行して描かれます。

この亜空間はどこにでも出れる訳ではなく、イメージ的には入り口と出口はほぼ同じ場所のため、亜空間を内を移動して遠くに転移的なものはできない模様です。

この点も珍しい設定かもしれません。

それほどのんびりではない

「異世界道中」という単語や表紙の飲み食いする雰囲気から「のんびりとした放浪の旅物語」を想像していたのですが、そういう要素はあれど少なく、割とエグい展開があります。

例えば、借金をした代償に薬を打たれて買春させれる女冒険者なども出来てきます。

ほかの作品では軽く匂わせるか事前に救出しそうなものですが、この作品では精神的にやられた状態での救出(治癒されて元気になりますがそれはそれでエグいといいますか)される、といった具合です。

絵柄

原作からの制限もあると思いますが、絵柄は正直微妙です。

下手と感じるレベルではないのですが、軽いというか、薄いというか、強い魅力は感じませんでした。

Kindle予約情報

5巻が2018/10/25出版されました。

『月が導く異世界道中』のKindle新刊既刊情報

最新巻5巻
発売日2018/10/25
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