カテゴリー
コミック紹介

野生のラスボスが現れた!-黒翼の覇王-

異世界もので、ゲームの世界が舞台で時間経過がありの設定です。

基本的にはよくあるパターンですが、一点違うのは主人公の性別が変わる点。

ゲームのアバターは女性で、プレイヤーは男性という状況での転移のためです。年齢や種族が変わる作品は多いですが、性別が変わるタイプはあまりないように思います(物などの無機物に転生するのはありますが)。

筆者はこの点が合いませんでした…。

話の内容としては、あるゲーム内で有名なキャラクタクーを操るプレイヤーが転移という感じで特に目新しいものは感じません。

転移後は元のキャラクター自体が成長しきっていたので、強いといってもチートとはすこし違うかもしれません。

異世界ものでTSものという珍しいジャンともいえるので、そういった方向に興味がある方にお勧めできます。

なお、設定以外も異世界ものの中では充分なレベルではあるので、TSの好みは無視して読むこともおすすめです。

絵柄

少し古い感じはしますが、レベルは高いと思います。

特に女性キャラクターはポーズなどを含めて可愛らしさや美しさなどを表現しようとしているように見えます。

アクションはやや動いてみる感じですが、止め絵としては迫力があってよいと思います。

少し気になるのはモブを含めた男性の顔で、バランスが悪いというかちょっと違和感が付き纏います。

全体的には良い絵だと思います。

性転換もの(TS)

性転換(TS=transsexual)というジャンルの基礎は、マイナーながらも古くからあります。

「男女の心が入れ替わる」と書くと思い当たる作品は多いのではないでしょうか?

TSは「心はそのままで体が男女入れ替わる」形なので実際には少し違うのですが、筆者はどちらもあまり好きではないのでダメでした。

PBM

この作品の冒頭、実はPBM(Pal By Mail)という形式のゲームと同様のシステムの紹介があります。

PBMは郵便を使って行うTRPGで、マスターに参加者が行動指針を送り、マスターが様々な判定やシナリオとの絡みを考えていくつかの短編小説に仕げて返送するというものです。

一時期PBEM(Play By E-MAIL)というEMailを使った形式に移行しましたが、すぐに廃れてしまいました。

PBMを知っている方は、一巻冒頭で懐かしい気持ちになると思います。

『野生のラスボスが現れた!-黒翼の覇王- 』のKindle予約情報

3巻が2018/9/12に発売されました。

『野生のラスボスが現れた!-黒翼の覇王- 』のKindle新刊既刊情報

最新巻3巻
発売日2018/9/12
次巻4巻
発売日情報なし
巻別ページ
カテゴリー
コミック紹介

邪神ちゃんドロップキック

メインキャラクターが女性のみのギャク漫画ですが、1人を除いて全員が人間ではなく悪魔という設定です。

人間の「ゆりね」と悪魔の「邪神ちゃん」を中心に、他の悪魔や人間がからんでくる形です。

タイトルからなんとなく感じ取れるかもしれませんが、キャラクターの造形が可愛いのに反してネタ自体やオチをバイオレンス系に持っていくことが多く、ダメな人はダメかもしれません。

しかしそこが魅力でもあるので、大丈夫な方はハマると思います。

邪神ちゃんの目的が「自分を召喚したゆりねを殺して魔界にかえりたい」なため常日頃から色々や手段を講じており、結果として返り討ちに合って毎回バイオレンスな目に合わされます。

この作品のルールとして人間のゆりねは悪魔に対して異様に強く、精神的どころか肉体的に悪魔の邪神ちゃんを刻んだりします。

比喩ではなく、主に尻尾(邪神ちゃんは下半身が蛇なのでその部分)を輪切りにされます。

そのため楽しみ方としては、「今回は邪神ちゃんがどう料理されるのか?」というのが基本になります。

もちろんそれだけではなく、邪神ちゃんの真っ当な面にスポットライトが当たったり、サブキャラクターがメインの話でしんみり来るものがあったり、悪びれもなく幼女(悪魔の女の子ですが)誘拐をしながらも最終的にうやむやにする女性警官の話もあったりとバラエティに富んでいて、マンネリ感はあまり感じないはずです。

なお、キャラクターや描写や展開されるネタがかなりギリギリ(グロとか倫理的な意味で)なのですが、ちゃんと日常系ですし日常系に見えます。

不思議ですが日常系としか言い様ありません…。

絵柄

線が独特ですが、基本的に独自の絵柄で一貫していて安定しています。

顔の輪郭や目などがある種の記号的なステレオタイプで作られていて、そこだけみると古めの絵柄に見えるかもしれません。

実際にはそれも味として楽しめるレベルに絵が上手いためマイナスにはならないでしょう。

ギャク漫画なのでツッコミ時にはかなり激しい表現もあり、絵の緩急も大きく刺激の多い作品です。

『邪神ちゃんドロップキック』のKindle予約情報

11巻が2018/8/7に発売されました。

『邪神ちゃんドロップキック』のKindle新刊既刊情報

最新巻11巻
発売日2018/8/7
次巻12巻
発売日情報なし
まとめ買いページ
巻別ページ
カテゴリー
コミック紹介

異世界でスキルを解体したらチートな嫁が増殖しました 概念交差のストラクチャー

異世界もので、一応世界を救わない系かなと思います。
集団で転移させられた後に勇者志望の人物からの誘いを断り、単独で街に出て「さあどうしよう」という流れなので。

ただし、チートスキルでわりと無茶をやってる感じなので、目をつけられた挙げ句に重大事件に巻き込まれるのでしょうが。

チートスキルは「既存の単数や複数のスキル説明文内の単語を取り出し、順序や場所を入れ替えて新しいスキルを作る」という、半ば何でもありの強さです。

気になるのはこのスキルを他人に使用した場合、エロ系の演出で表現され、どう見ても前戯で感じているというか、やってしまってオーガズムに達している感じです。

もちろん意図的な描き方なのでしょうが、そういうのを求めずに読むとげんなりします。そこに項をさくならもっと物語を掘り下げる描写をしてほしいといいますか…。

なお、主人公は性格的にも肉体的にも体育会系ではないので、素の身体能力で大きな剣を振り回したり、怪力で相手をなぎ倒すようなことはありません(スキルを使ってそういうことをしかねませんが)。

スキル部分がチート過ぎてなんでもこのスキルで解決しそうですから、それ以外の展開を求める方にはあまり楽しめないかもしれません。

反対に、このパターンが好きでエロ表現OKならば楽しめるとは思います。

絵柄

絵柄は繊細で非常に上手だと思います。

明らかにイラストよりの上手さで、肌の質感などを見るとエロ系の人体表現といった感じです。

デッサンが大きく狂うようには見えませんし、ギャクシーンぽい時のデフォルメも好いです。顔がやや面長というか、鼻筋が長いのは絵のクセなのかもしれません。

ヒロインのセシルは特に気合いが入っていて、可愛くエロく見えるように集中的に気を使っているように見えました。

ただ、あまりアクションは向いていないといいますか、「動いてい場面を写真に収めた」ような絵は上手くとも、「動いて見える絵」は微妙な印象です。

[追記]

2巻では絵が崩れています。

特に顔の造形がまとまっておらず、適当に描いているように見えてしまうレベルです。

2巻を購入する場合は、1巻の絵を期待しないほうがよいでしょう。

『 異世界でスキルを解体したらチートな嫁が増殖しました 概念交差のストラクチャー』のKindle予約情報

2巻が2018/7/9に発売されました。

『 異世界でスキルを解体したらチートな嫁が増殖しました 概念交差のストラクチャー』のKindle新刊既刊情報

巻別ページ
カテゴリー
コミック紹介

異世界のんびり農家

農業といいますか集落作成と運営をテーマにしている印象です。

主人公が世界を救わないタイプで、あまり我欲もなくわりとフラットな印象なのですが、後で加わるエルフやバンパイアの女性と日替わりでSEXするという意外性のあるキャラクターです。

リザードマンの村への加入時には「これで男が増えるから抱く人数が減って助かる」という感じの思考をするなど、貞操の観念は欠落している模様です。

描写として行為のシーン自体はないのですが、キャラクターの1人が懐妊して他のキャラクターも子供が欲しいという出来事もあり、珍しいぐらいストレートなハーレムを形成しています。

しかしながら最初に仲間になるのは狼型のモンスターで、他には蜘蛛も仲間になり、多少の多様性はあります。

狼と蜘蛛は子孫をガンガン増やしていくようで、子供が巣立つシーンも一応あります。

タイトルには農家とありますが、農業は添え物程度の印象なのが残念です。これなら「田舎暮らし」などの方がまだあっていたでしょう。

戦闘はほぼありませんが主人公が「キレたら怖い」系らしく、戦闘系のチート能力者物語的なものも微妙に見え隠れしています。

原作があるので無理な話ではありますが、せっかく「異世界のんびり農家」と入っているのですからもっとスローライフな方向にいってくれればと願うばかりです。

絵柄

絵自体は悪くはないのですが、動きが堅いといいますか、キャラクターが止っているように見えることが多いです。

アングルにあまり変化がないのも原因かもしれません。定点カメラで見ているような印象です。

動きのない絵で作られたコミックは静止画の連続と同じなので、場面がぶつ切りであまり没入感は得られないでしょう。

絵本的な印象です。

『異世界のんびり農家』のKindle予約情報

2巻が2018/7/5に発売されました。

『異世界のんびり農家』のKindle新刊既刊情報

最新巻2巻
発売日2018/7/5
次巻3巻
発売日情報なし
巻別ページ
カテゴリー
コミック紹介

現実主義勇者の王国再建記

異世界ものの中でも内政に力をいれている作品です。

主人公のソーマは人間的にできすぎている(冷静/合理的/胆力/知性/判断力/行動力/情がある)ため資質ですでにチート感があり、よくある転生後の能力は「物に自分の意識をコピーして操る」という「アイテム操作(+並列思考?)」というチート能力持ちです。

ただ、1巻ではアイテム操作の能力は状況に説得力を持たせる(膨大な書類を短時間で片付けるための理由付け)に用いられた程度で、ソーマ個人の資質で状況を大きく変えていく、という感じのようです。

元の世界の知識を異世界で使うという構図はありがちですが、他の作品に比べると物語に占めるウェイトが大きいため、この作品の特徴になり得ています。

また、作者があとがきで書いているように「物語を丁寧に描く」という方向性のため、駆け足で「〇〇を実行して即成果がでる」ということはなく、短いながらも状況説明や過程の描写が挟まれる点に好感がもてました。

少し違った異世界もので、最初から国単位で変革を起す物語に興味があればお勧めできます。

絵がうまい

商業で出版されているのになにをいまさらという話ですが、絵がうまいです。

おかしなポーズや絵の崩れもありませんし、背景がスカスカだったり妙な擬音語や語尾が乱発されていたりということもなく、安心して読めます。
内政というテーマと相まって、腰を据えて読めるコミックだと思います。

また、個人的には女性の露出が少ないのも良いです。
なんとかして下着を見せて、その下着にこれでもかとシワを書いて局部を強調するようなこともありませんでした。

一応色気担当のようなキャラクターはいますが、見た目がそうなだけで気になるレベルの描写はかなったと思います。

基本的には人材の登用

主人公の出番は多いですが、「主人公以外の人間が命令を実行して動いている」という状況が描写がされています。

多くの人間が状況に関与していることが示されててい、物語世界がしっかりと演出されていると感じました。

また、「何か新しいことを実行する」となった場合は新たな(あるいは既存の)人材とセットで進行していくことになり、結果的に人材登用が重視される物語と言えます。

今の所はですが「山に隠遁している賢者」のような特殊な人材ではなく、市井や山野に埋もれた人材が対象なのでその意味でも好感が持てますし、新たな人材が増えていくこと自体に面白さも感じます。

『現実主義勇者の王国再建記』のKindle予約情報

2巻が8/25に発売されました。

『現実主義勇者の王国再建記』のKindle新刊既刊情報

最新巻2巻
発売日2018/8/25
次巻3巻
発売日情報なし
巻別ページ