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回復術士のやり直し

タイムリープ系のファンタジー作品です。

特徴は、勇者の1人である主人公が相当に悲惨な目にあった上でのやり直しという点です。

主人公が悲惨な状況というのはわりとありますが、この作品では意図的に薬物中毒にされたうえ、レイプ(主人公は男ですが精子を体内に入れれた人物は男女関係なく能力が向上するため)されたり使い捨ての駒のように扱われるなど、具体的に悲惨な内容が説明されています。

加えてやり直し後もある程度は同じ目に合う必要があり、辛い経験を自覚的に繰り返す状況です。

能力は回復ですが、実際には根本が回復とは違うようで、その点を利用した話の展開になっています。

基本的に復讐劇であり、ほのぼの楽しいお話ではありません。

復讐劇がお好きな方であれば読んでみても損はないと思います。

絵柄

商業では少し厳しいレベルに思えます。

デッサンが微妙な部分もありますが、それよりも表情の描き方に問題を感じます。

作品のテーマ的に苦悶や憤怒や絶望などの激しく暗い感情を描けなければならないのですが、表現に幅がないうえ簡略化があまり良くなく稚拙に見えます。

とはいえ描くことが難しいテーマですし、このまま巻を重ねる過程で絵は良くなるものですし、1巻で判断せずにいるほうが良いとは思います。

『回復術士のやり直し』のKindle予約情報

2巻が2018/9/4に発売されました。

『回復術士のやり直し』のKindle新刊既刊情報

最新巻2巻
発売日2018/9/4
次巻3巻
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最強の職業は勇者でも賢者でもなく鑑定士(仮)らしいですよ?

異世界転移もので、勇者そのものではないもののそのグループに属する主人公、という感じです。

同時に転移させられた現実世界の知人もいますが、その人達と殺し合う的な展開はなさそうなので(予想)、殺伐とした感じではありません。

異世界の設定の影響もありますが、主人公は身長が低く童顔で「美人のお姉さん」のようなセリフを一言目に発する人物なので、「ショタとお姉さん」的な描写が出て来ます。

が、メインキャラの女性は年下というかさらに子供のようで、メインメンバーの中でもショタ位置ではないよです。

チートスキルの「鑑定」ですが、実際には物語中に主人公自身もつっこむほどに複数のチートスキル所持でスタートします。

戦闘系ではないので「チートスキルでなぎ倒す」ということではありませんが、直接攻撃以外の部分がチートかつ便利すぎて「なんでもできるスーパーマン」になりそうです。

少し変わっているのは以下の点。

  • 勇者が事情により奴隷に身をやつしている
  • 賢者も事情により奴隷に身をやつしている
  • 主人公が勇者と賢者を買い取る

勇者が別に存在していて、その勇者を所有する形(あくまで奴隷状態で出会ったための形式上ものしょうが)はあまり見ないのではないでしょうか。

とはいえ、勇者よりもチートでさらに強くなるような主人公なので、勇者がいたからなんだという感じではあるのですが。

異世界ものとし無難だけれどいくつかの点に特徴がある、というところから、異世界ものが好きな方には進められると思います。

なお、勇者が少々子犬的と言いますか懐き方が微妙に気持ち悪いレベルで、BLとはいいませんが主従的な関係性とは別のものを感じさせる点が気はきになります。

絵柄

商業レベルで可もなく不可もなくという感じで、絵柄の特徴を挙げるのが難しい絵です。

デッサンに大きな狂いはなく、デフォルメの顔も良い感じで、背景もそれなりで。

一応人物は可愛い系なので皺のある老人や彫りの深い顔などは苦手な印象で、背景がやや単調というのはあり、少し安っぽい感じは否めません。

が、他の作品に比べて特に劣る感じはなく。

無難な絵だと思います。

神様

転移をさせた神様は気さくな神様で、少し物語が進むと本人と直接頭の中に声が届く形で話始めます。

頻度は多くないのですが、状況自体をかなり操作しているようで物語への関与度はかなり高いようです。

『最強の職業は勇者でも賢者でもなく鑑定士(仮)らしいですよ?』のKindle予約情報

2巻が2018/10/24に発売されました。

『最強の職業は勇者でも賢者でもなく鑑定士(仮)らしいですよ?』のKindle新刊既刊情報

最新巻2巻
発売日2018/10/24
次巻23巻
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異世界迷宮でハーレムを

異世界もので、転移先はゲーム中らしき世界です。

知らぬ間にチート能力を得るということではなく、冒頭でゲームのキャラクターメイクをすることで一応のスキルや道具の説明付けがなされている点は珍しいと思います。

また、スキルよりも装備品をチートにすることで、本人は弱いまま武器だけ強いというアンバランスさを表現していて、話に幅が出せる設定です。

対して、自覚的ではあるのですが主人公は口調がおかしく、そこの違和感が拭えません。思考内容は割と納得できても、結果として発言する言い回しや言葉遣いのせいでイロモノに見えます。

この点もストーリーに活かされるのかもしれませんが、気になるものは気になります。

主人公は性格的に難はあれど、物事を受け入れる時も拒絶する時もそれなりに「実際にありそうな」という感じを受けるので、正直でよいとも思えます。

タイトルからして「ハーレム」ですし、ストレートでよいのではないでしょうか。

絵柄

立ちポーズは良いと思いますが、アクションシーンなどでキャラクターやアングルを動かす場面では堅さや狂いが散見されます。

背景、特に自然物の表現が上手いとはいえず、植物などは存在感も質感もあまり感じませんでした。

対してキャラクターの表情は上手いと思います。感情をしっかりと表現して、すんなりと人物の感情が読み取れるでしょう。

2巻ではかなりの長さでSEXシーン(前戯の手前というかベッドに入るまでのやり取りがほとんどですが)を見ると女性の体の描き方に異様に力がはいっている印象で、エロ系の表現力は確かなようです。

なお、原作の影響だと思うので仕方がないのですが、主人公の髪型は受け入れ難いレベルです。サブキャラクターならまだしも、主人公がこの猫耳というかぴょこっと横に尖る髪型というのは…(3巻でなんだかおとなしくなりました)。

3巻でもSEXシーンの表現方法(アングルや濡れ方など)が18禁のそれと同レベルに見えます。一冊のボリュームの中でエロを集中的に描く部分と描かない部分に明確に分けている印象で、常に過度のエロ表現があるということではありませんでした。

『異世界迷宮でハーレムを』のKindle予約情報

3巻が10/26に発売されました。

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最新巻3巻
発売日2018/10/26
次巻4巻
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異世界でスキルを解体したらチートな嫁が増殖しました 概念交差のストラクチャー

異世界もので、一応世界を救わない系かなと思います。
集団で転移させられた後に勇者志望の人物からの誘いを断り、単独で街に出て「さあどうしよう」という流れなので。

ただし、チートスキルでわりと無茶をやってる感じなので、目をつけられた挙げ句に重大事件に巻き込まれるのでしょうが。

チートスキルは「既存の単数や複数のスキル説明文内の単語を取り出し、順序や場所を入れ替えて新しいスキルを作る」という、半ば何でもありの強さです。

気になるのはこのスキルを他人に使用した場合、エロ系の演出で表現され、どう見ても前戯で感じているというか、やってしまってオーガズムに達している感じです。

もちろん意図的な描き方なのでしょうが、そういうのを求めずに読むとげんなりします。そこに項をさくならもっと物語を掘り下げる描写をしてほしいといいますか…。

なお、主人公は性格的にも肉体的にも体育会系ではないので、素の身体能力で大きな剣を振り回したり、怪力で相手をなぎ倒すようなことはありません(スキルを使ってそういうことをしかねませんが)。

スキル部分がチート過ぎてなんでもこのスキルで解決しそうですから、それ以外の展開を求める方にはあまり楽しめないかもしれません。

反対に、このパターンが好きでエロ表現OKならば楽しめるとは思います。

絵柄

絵柄は繊細で非常に上手だと思います。

明らかにイラストよりの上手さで、肌の質感などを見るとエロ系の人体表現といった感じです。

デッサンが大きく狂うようには見えませんし、ギャクシーンぽい時のデフォルメも好いです。顔がやや面長というか、鼻筋が長いのは絵のクセなのかもしれません。

ヒロインのセシルは特に気合いが入っていて、可愛くエロく見えるように集中的に気を使っているように見えました。

ただ、あまりアクションは向いていないといいますか、「動いてい場面を写真に収めた」ような絵は上手くとも、「動いて見える絵」は微妙な印象です。

[追記]

2巻では絵が崩れています。

特に顔の造形がまとまっておらず、適当に描いているように見えてしまうレベルです。

2巻を購入する場合は、1巻の絵を期待しないほうがよいでしょう。

『 異世界でスキルを解体したらチートな嫁が増殖しました 概念交差のストラクチャー』のKindle予約情報

2巻が2018/7/9に発売されました。

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盾の勇者の成り上がり

異世界ものの中でも私が特に絵と話が好きなのが「盾の勇者の成り上がり」です。

他の異世界ものでもいくつかありますが、召還直後の扱いが相当に酷い部類にはると思います。レイプ疑惑というのはあまり見ないのではないでしょうか?

多くの人間からさらなるいわれのない迫害を受け続けますが、そこからの逆転劇なテーマとなっています。

物語が進むと理解者も増え問題もある程度解決しますが、迫害を行った側が改心する場面があまりないのが興味深いです。

物語が進んでもこれらの多くは態度を変えないか、表面だけ軟化して本質は変わらないように見えるためです。

よって、主人公に敵対するのはモンスターや天変地異だけではなく、むしろ権力や宗教や蔑視の目が常に問題になっています。

この作品においては「主人公にとっての悪役はずっと悪役のまま存在する」というのが重要なのかもしれません。「その時」がきた際にカタルシスが高まるのでしょう。

獣人(亜人)

獣耳や尻尾付き程度ではなく、獣面やほぼ体毛まで獣になっているなど、登場する獣人の獣度合いは様々です。

面白いのは、ヒロインであるラフタリアは猫や犬ではなく狸っぽい獣人という点です(耳と尻尾からの判断ですが)。

ラフタリアの成長は物語でも重要な位置を締めていますが、初期であれば庇護欲を刺激されますし、徐々に母性愛的なものを感じさせるなど、巻を追う毎にどのように変わるのかが楽しみになります。

本来は完全に鳥姿のフィーロも含め、獣人が魅力的ですね。

物語上、召還された国では獣人が相当な迫害を受けていますので、1巻を読んだ方はぜひ読み進めてトラウマ開放(緩和程度かもしれませんが)のカタルシスを得るところまでは見てほしいなと思います。

デフォルメの目が可愛い

シリアスではなくギャグパート的な部分で描かれるラフタリアやフィーロの目が特に可愛いなと思います。

デフォルメが効いているシンプルな描き方なのに、生き生きとして毎回魅入ってしまいます。

スピンオフ

スピンオフで「槍の勇者のやり直し」が展開されていますが…。

あのアホの物語はさすがに読む気になれないので読んでいません。

ただ、これは本編での槍の勇者に印象が変わってしまうのが困ると感じているからではとも思えまして、いつか読むかもしれませんが。

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12巻が2018/12/21に発売されます。

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