転生ものですが、時間軸を遡る人生やり直し系なので世界はそのままです。
生涯を魔導の研究と修練に捧げたものの、老人の時点でめざした方向性と才能の乖離が問題であると気付いて人生のやり直しを決意というのが冒頭の流れです。
老人が少年時代に戻るので知識や経験がチート能力のようなものですが、魔導の才能自体は生まれ持ったものでしょうからその意味では控えめなチートかもしれません。
とはいえ本来知り得ない魔法の技術を知っているアドバンテージは高く、効率的な修練を重ねることが可能になるため成長速度はチートそのものではあります。
可愛い女の子や色気のある女の子に囲まれて過ごすことになるようですが、中身が老人で体が子供という設定のために読者としてはどう読めばいいのか戸惑う作品です。
心や頭に合わせて老人視点なら孫ほどの年齢の女の子が相手になりますし、体に合わせて少年視点なら中身が老人設定を意図的に無視する形になり、この作品を読む意味もないように思えるためです。
感情移入がしにくいか作品もしれません。
『効率厨魔導師、第二の人生で魔導を極める』の特徴
- 人生をやり直す
- 魔法特化
- 中身と体の年齢ギャップ
- 可愛い女の子とのハーレム
『効率厨魔導師、第二の人生で魔導を極める』の絵柄
絵自体は問題なくうまいといえるものですが、なぜか古さを感じてしまいます。
恐らくキャラクターの顔というか「目」の描き方が原因ではないかと考えていますが、あまり自信はありません。
多少ごちゃつきもキツく何を描いてるのか分からない時もあります。
悪くはないのによく見えない絵という印象です。
『効率厨魔導師、第二の人生で魔導を極める』の見所
「成長物語」が見所です。
人生をやり直す動機が魔導の再修練ですから、自分の望む方向に成長するために努力する物語となるため、必然的に成長過程が最大の見所になります。
知識はあれど能力が追いつかない状況(ゲーム的ですがレベルが足りてない状態)ですから、その時々に出来ることを裏技的なものまで駆使して行う必要があり、その創意工夫を見るのはおもしろいと思います。
攻略サイトを見ながらプレイしているような感覚で、「今このタイミングならあそこでああすれば経験値もお金も稼げる」などと考えて行動している様子を見ている感覚です。
『効率厨魔導師、第二の人生で魔導を極める』のKindle予約情報
なし。4巻が2018/4/12に発売されました。
『効率厨魔導師、第二の人生で魔導を極める』のKindle新刊既刊情報
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