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復讐を誓った白猫は竜王の膝の上で惰眠をむさぼる

異世界転移もので、女性が主人公の物語です。

少女漫画に分類されるようで、登場人物もその関係性も少女漫画よりです。

具体的には以下のような感じです。

  • 疎外される主人公
  • 主人公の疎外の原因となる女友達
  • 女友達を過度に慕う取り巻き

ただ、この関係性にはちゃんと理由があるようで、単にそれぞれの性格や過去の行き違いなどが原因ではなさそうです。

亜人も住む世界に転移させられたので人間以外もすんでいますが基本は人型で、タイトルの竜王も人型です(竜と人のどちらが本来の姿なのか分かりませんが)。

そのため姿形が異形のものとの恋という物語ではありません。

チート的なものとして「精霊に特別に愛されている」「魔力の質と量が優れている」というものがありますが、どうやら転移前からのようなので、その点は他の作品と違います。

タイトルに「復讐」とありますが、本質的にはそれほど暗い話ではなく、主人公の性格や行動のおかげで明るいめとさえ言えるお話です。

『復讐を誓った白猫は竜王の膝の上で惰眠をむさぼる』の特徴

  • 女性が主人公
  • 複数人が同時に転移
  • 精霊が重要な世界
  • 精霊と亜人と人間

『復讐を誓った白猫は竜王の膝の上で惰眠をむさぼる』の絵柄

まとまっていて安定感があり高レベルな絵です。

少女漫画よりですが輪郭線が薄くなく、男性にも魅力的に見えるはずです。

主人公を始め女性キャラクターは可愛く、老年男性などもしっかりとした絵で描かれていて、年齢や性別問わず描けるのだとわかります。

この絵を古いと感じる人もいるようですが、個人的には古さではなく「確かな実力のあるベテランの絵」だと感じました。

『復讐を誓った白猫は竜王の膝の上で惰眠をむさぼる』の見所

「主人公」が見所です。

主人公の造形や性格や行動が魅力的で、見ていて飽きません。

単に受け身だったり流されるままだったりということではなく、どちらかと言えばやや突っ走るタイプのアクティブなキャラクターです。

ただ、このタイプにありがちな「どう考えても問題になりそうなことを気軽にやらかす」というトラブルメーカータイプではなく、根本的にはちゃんと周りを見て考えられる(ちょっとおもったことを口に出し過ぎですが)常識的な人物という点が魅力を増しているように思います。

余談ですが、時の精霊というキャラクターもとても魅力的です。

『復讐を誓った白猫は竜王の膝の上で惰眠をむさぼる』のKindle予約情報

1巻が2018/4/5に発売されました。

『復讐を誓った白猫は竜王の膝の上で惰眠をむさぼる』のKindle新刊既刊情報

最新巻1巻
発売日2018/4/5
次巻2巻
発売日情報なし
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シロクマ転生 森の守護神になったぞ伝説

異世界転生ものもいろいろ出ていますが、この作品はシロクマに転生です。

シロクマといえば寒冷地なのですが、単に「白い毛皮のクマ」という感じで舞台は温暖な森の中の模様です。

人語を話す2m以上のクマが主役(享年28才)のため、チート的な能力はありそうですがなによりもまず体格と筋力的に人間以上であり、物理的に敵なしという感じです。

獣人(ウェアウルフ)の姉妹を助けたことで共に暮らすようになるため、獣人の女の子を愛でる物語でもあります。

お決まりの獣人差別や奴隷的なものあるので、そういった基本は抑えつつ主役が少し変わったものをという方向けの作品です。

『シロクマ転生 森の守護神になったぞ伝説』の特徴

  • 動物に転生
  • 獣人の少女
  • 虐げられた獣人
  • 森での生活

『シロクマ転生 森の守護神になったぞ伝説』の絵柄

シンプルな線で分かりやすい絵といえます。

主役が人間ではなくクマなので骨格などが気になる部分はありますが、デッサン崩れと呼ぶ程のおかしさはありません。

動物自体の描写は上手く、しっかりとした技術を感じます。

同様に森ということで背景には気やら草やらが多く出て来ますが、疎密をうまくつかっている印象で問題は感じませんでした。

獣人の少女など女性は可愛らしく描けていますが、モブの男性(ヤラレ役のひげ面中年男性等)の描写が案外良く、キャラクターは全体的に良い感じに見えます。

特筆すべき絵柄ではありませんが、安心して見られる絵だと思います。

『シロクマ転生 森の守護神になったぞ伝説』の見所

「主役がシロクマ」が見所です。

他の転生ものの差別化としてストレートに「主役を人でもモンスターでもなくクマにする(ただのクマということではありませんが)」という方法で解決を図っており、逆に言えばそこが全てです。

人間でない故のメリットデメリットを活かすか殺すかで評価は変わるでしょう。

『シロクマ転生 森の守護神になったぞ伝説』のKindle予約情報

2巻が2018/7/23に発売されました。

『シロクマ転生 森の守護神になったぞ伝説』のKindle新刊既刊情報

最新巻2巻
発売日2018/7/23
次巻3巻
発売日情報なし
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骸積みのボルテ

ダークファンタジーに分類される少女の復讐物語で、タイトルの「骸積み(むくろつみ)」はそれだけ多くの相手を殺していることを指しています。

敵役側の人物や国は獣人のようで、ボルテの一族などは人間であり、国や勢力図の関係はあれど人と獣人が暮らす世界が舞台です。

戦争に利用され家族や一族の多くを殺されたうえ自らも瀕死の重症で死に行く中で、謎の人物によって死なない化け物とされ、出来事の発端となった人物を殺すために動き出します。

不死といっても絶対に死なない訳ではないようで、栄養が補給できなければ身動きが取れなくなるという不便さもあるようす。

また、同じように不死の化け物がとある国の呪いによって生み出された世界であり、戦争の他に対化け物の戦いも含んで物語が進みます。

『骸積みのボルテ』の特徴

  • 家族と一族のための復讐劇
  • 不死の少女
  • 不死の怪物
  • 体がちぎれ飛んだり潰されたりなどのグロ表現あり
  • 獣人の軍事国家

『骸積みのボルテ』の絵柄

独特ですが、どちらかと言えば柔らかい人物表現が得意な印象です。

が、この作品は復讐劇であり結構ハードでグロありの内容なので、ギャップが楽しめるかと思います。
特に1巻冒頭では主人公ボルテのちぎれかけた片足の描写がしっかりあり、キャラクターの顔の可愛らしさとグロさの対比はかなりのものです。

動物や怪物の表現はやや堅いといいますか、デザインや描写が少し微妙です。

全体的には充分商業レベルの絵なので、絵のレベルは高いと思います。

『骸積みのボルテ』の見所

絵柄に特徴があるため「可愛らしい絵柄でのグロ表現」が見所です。

「可愛らしい絵柄でのグロ表現」といのは他の作品でもありますが、作者ぞれぞれの「可愛らしさ」と「グロさ」は別物なので、この作品独自のギャップをぜひ見て欲しいです。

なお、血と臓物もそれなりに描かれているので、そういったストレートなグロ表現が苦手な方にはお勧めできません。

『骸積みのボルテ』のKindle予約情報

なし。2巻が2018/9/21に発売されました。

『骸積みのボルテ』のKindle新刊既刊情報

最新巻2巻
発売日2018/9/21
次巻3巻
発売日情報なし
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無職転生 ~異世界行ったら本気だす~

異世界もののなかでも初期のものかと思いますが、色々と詰め込みつつもまとまっている作品です。

主人公は転生であり、赤ん坊の状態からスタートします。
そのため異世界ので人間関係を子供が成長する期間で構築していくため、関係性に厚みがでてきます。

勇者召喚的なものではないですが、神らしき人物からの接触が切っ掛けで物語が展開していく場面もあり、なんらかの使命を帯びているのだとは思います。

特筆すべきなのは、転生前の主人公の姿がそれなりの頻度で登場する点です。

転生後は美男子ですが、転生前はいわゆる「キモオタデブメガネ」という形でギャップが激しく、転生前の姿が登場することで以前の人生があった事実を再認識させれて、物語との距離感が微妙に保たれている気がします。

他の作品では転生前の姿はぼんやりだったり特徴のない描き方をしていますが、それは転生前の印象を薄くして「転生後の主人公のイメージを崩さない」ためで、無職転生の描き方とは違います。

物語は魔法の才能と知性に長けた主人公が動き回る話になりますが、単調ではなく結構な起伏があります。
その起伏は主人公だけではなく他の登場人物にも影響していて、シリアスなシーンの必要性にも通じています。

異世界ものは「明るいだけの物語」「暗いだけの物語」と極端なものが多い印象ですが、無職転生は明るい場面も暗い場面もあり作品として非常にまともな作りです。

異世界転生ものに興味があるならば一度読んでみて損はないと思います。

絵柄

非常に上手いです。

1コマの書き込み量が相当で、他の異世界ものとは一線を画しています。

人物は髪や瞳の描写が繊細で、表情の作り方も感情が伝わるように描かれています。

難しいアングルでもデッサンが崩れる事はあまりなく、人物を魅力的にみせるための描き方も抜群です。

水や木々等の自然描写もしっかりしていて、迫力のある嵐のシーンも再現できるほどです。

キャラクターデザイン的には古さをそれほど感じませんが、それはおそらく服装や髪型よりも人物自体が魅力的に描かれているからでしょう。

エロ方向の描写

エロ方向の描写は割とあります。

主人公がそれなりに下心満載なので、スカートの中を覗こうとしたり、巨乳キャラの胸を凝視したりと、割とストレートに描かれています。共に旅する女の子にエロい視線を向けるのも度々です。

描き方も、胸や尻や足(わりとこれが多い気がします)を強調するアングルが多用されますし、肉感的な描き方もされているのでエロさはしっかりあります。

多少驚くのは、主人公が転生した先の家族(父・母・メイド)内のいざこざで、父とメイドが不倫して子供ができるというシーンがある点です。

小さい子がいる家庭で不倫というのをよく描いたなと思いますが、この子供は後に登場しますし何らかの役割があるのかなとも思います。

主人公が子供なので主人公絡みでは「スケベ」程度の表現ですが、一応エロい表現がある点は気にした方がよいかもしれません。

『無職転生 ~異世界行ったら本気だす~』のKindle予約情報

9巻が2018/10/23に発売されました。

『無職転生 ~異世界行ったら本気だす~』のKindle新刊既刊情報

最新巻9巻
発売日2018/10/23
次巻10巻
発売日情報なし
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最強の職業は勇者でも賢者でもなく鑑定士(仮)らしいですよ?

異世界転移もので、勇者そのものではないもののそのグループに属する主人公、という感じです。

同時に転移させられた現実世界の知人もいますが、その人達と殺し合う的な展開はなさそうなので(予想)、殺伐とした感じではありません。

異世界の設定の影響もありますが、主人公は身長が低く童顔で「美人のお姉さん」のようなセリフを一言目に発する人物なので、「ショタとお姉さん」的な描写が出て来ます。

が、メインキャラの女性は年下というかさらに子供のようで、メインメンバーの中でもショタ位置ではないよです。

チートスキルの「鑑定」ですが、実際には物語中に主人公自身もつっこむほどに複数のチートスキル所持でスタートします。

戦闘系ではないので「チートスキルでなぎ倒す」ということではありませんが、直接攻撃以外の部分がチートかつ便利すぎて「なんでもできるスーパーマン」になりそうです。

少し変わっているのは以下の点。

  • 勇者が事情により奴隷に身をやつしている
  • 賢者も事情により奴隷に身をやつしている
  • 主人公が勇者と賢者を買い取る

勇者が別に存在していて、その勇者を所有する形(あくまで奴隷状態で出会ったための形式上ものしょうが)はあまり見ないのではないでしょうか。

とはいえ、勇者よりもチートでさらに強くなるような主人公なので、勇者がいたからなんだという感じではあるのですが。

異世界ものとし無難だけれどいくつかの点に特徴がある、というところから、異世界ものが好きな方には進められると思います。

なお、勇者が少々子犬的と言いますか懐き方が微妙に気持ち悪いレベルで、BLとはいいませんが主従的な関係性とは別のものを感じさせる点が気はきになります。

絵柄

商業レベルで可もなく不可もなくという感じで、絵柄の特徴を挙げるのが難しい絵です。

デッサンに大きな狂いはなく、デフォルメの顔も良い感じで、背景もそれなりで。

一応人物は可愛い系なので皺のある老人や彫りの深い顔などは苦手な印象で、背景がやや単調というのはあり、少し安っぽい感じは否めません。

が、他の作品に比べて特に劣る感じはなく。

無難な絵だと思います。

神様

転移をさせた神様は気さくな神様で、少し物語が進むと本人と直接頭の中に声が届く形で話始めます。

頻度は多くないのですが、状況自体をかなり操作しているようで物語への関与度はかなり高いようです。

『最強の職業は勇者でも賢者でもなく鑑定士(仮)らしいですよ?』のKindle予約情報

2巻が2018/10/24に発売されました。

『最強の職業は勇者でも賢者でもなく鑑定士(仮)らしいですよ?』のKindle新刊既刊情報

最新巻2巻
発売日2018/10/24
次巻23巻
発売日情報なし
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とつくにの少女

童話の世界観と絵が特徴の作品です。

個人的に非常に好きな作品で、一言でいえば「絵本のようなコミック」。

通常のコミックと大きな違いは質感の表現で、この作品では現実の質感ではなく作品内の質感が独特のタッチで表現されています。

特に主役の「せんせい」の体には基本的に輪郭線が存在せず、筆のタッチをもった塗りで表現されていて、非常に絵本的な雰囲気の強い存在です。

もう1人の主役「シーヴァ」は幼く無垢で優しい少女のため、この作品は「人外と少女」という括りで語られることもあり、この無垢さがより童話感を強くしています。

物語は世界設定から謎に満ちていますが、物語が進むにつれ徐々に背景が明かされていきます。

反対に、最初から登場している「せんせい」や「シーヴァ」に関する謎は増えつづけ、物語は晴れない霧の中を彷徨うように進みます。

人物の心境も語られますがそれ以上にその行動と背景描写が心情をより強く表現していて、一コマの絵自体が非常に魅力的です。

「暗く謎や苦痛が見え隠れする世界を巡る童話の物語」という言葉に興味を惹かれた方には強くおすすめできます。

絵柄

非常に素晴らしい絵です。

作品のテーマに合わせた童話的表現に満ちており、子供の頃に感じた夜の怖さや日差しの暖かさなどを思い出すような情感ある絵は必見です。

人物の描写は作品の合わせて独特のため、アニメ的な人物表現が好みの方には合わないかもしれません。

「動きを感じる絵」ではなく、「動いている場面を静止させた絵」です。

ただ、ざわめきのような小さな動きをそこかしこに感じる絵でもあり、人物の動きというよりも世界自体が動いているという希有な絵といえます。

こう書くと語弊があるのですが、酒井駒子さんの絵が好き方であれば一目で気にいるはずです。

静かな作品

この作品は、非常に静かな作品です。

止っているのではなく繊細なざわめきや密めきに溢れていて、耳を澄ますように読まないと見逃してしまう儚さがあります。

そのため、分かりやすい表現だけを見たい方には内容が薄く感じて満足を得られないかもしれません。

そんな時は、落ち着いて読み返してみてください。

「最後まで読んだから気付く」ということではなくて、そっと読み進めれば先ほどは感じなかった何かが感じられるかもしれません。

感じられたのなら、作品の評価は大きく変わるはずです。

『とつくにの少女』のKindle予約情報

6巻が2018/10/10に発売されました。

『とつくにの少女』のKindle新刊既刊情報

最新巻6巻
発売日2018/10/10
次巻7巻
発売日情報なし
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とりきっさ!

「トリビト」という人間と鳥を混ぜあわせたような種族をメインに、トリビト姉妹の「リン」と「スズ」と人間の「ヒロカズ」が関わっていくほのぼの日常系の作品です。

異世界ではなく、現実的な人間世界から隠れた場所にトリビトの集落がある世界、という感じです。そのためトリビトは人間にはほぼ知られておらず、危険を避けるためトリビト側も人間には近寄りません。

トリビトは他作品でいえば獣人なのですが、この作品では違和感がある呼び方でトリビトとしかいいようがないかもしれません。

基本的には鳥の習性や本能を持っていて、「羽手種」や「人手種」のように手が鳥か人かで分けられています。ただ、頭だけ鳥で他は人のキャラクターもいて、人の割合は様々です。

主役のトリビト姉妹は「羽手種」ですが下半身も鳥で、手を除く上半身が人間です。

この姉妹が非常に可愛らしく、ここに惹かれたなら全巻買っても損はしません。

物語の基本は、人間のヒロカズが姉妹のいる喫茶店に訪れてトリビトと交流を広げていくという流れになるため、困難あり衝突あり和解ありなど一通りに出来事を目にします。

すぐに受け入れてくれるトリビトもいればかなり暴力的に拒絶してくるトリビトもいますが、姉妹と主人公の性格のおかげで最後はある程度まるく収まりシリアス展開は避けられています。

エロや百合抜きのふわっとした日常系が好きな方には強くお勧めできます。

絵柄

デフォルメが効いていて多少クセがありますが、一貫して安定していて高レベルです。

特に姉妹の妹の方は表情がクルクルと変わるのですが、それをしっかりと描いてて充分に感情が伝わってきます。

トリビトという種族も色々と考えて作られていて人間具合が絶妙なデザインも多く、多少特殊な形態の「エナガ」と「常連さん(雀?)」も必見のデザインです。

内容にあった素晴らしい絵だと思います。

4コマあり

4コマありといいますか、4コマメインといいますか、話数によっていろいろ変わります。

4コマに抵抗があるかたは最初は気になるかもしれませんが、1冊読み終える頃には気にならなくなっているはずです。

イチオシのキャラクター

主役の姉妹も良いのですが、「トキジ」という服職人の子供のキャラクターが特に魅力的です。

登場回数は多くないのですが、出てくるたびに強く印象に残ります。

一話だけサイレント映画のような話でトキジが主役になるのですが、その話は必見です。

『とりきっさ!』のKindle予約情報

完結のため無し。

『とりきっさ!』のKindle新刊既刊情報

最新巻7巻
発売日2018/2/1
次巻完結
発売日-
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フリーライフ ~異世界何でも屋奮闘記~

異世界ものですが、VRゲームの世界に転移という導入です。

物語の開始時点で転移から3年経過していて、転移先の世界で普通(というと微妙ですが)に生活していると言う点は珍しいと思いますので、一応日常系かなと。

ただ、主人公は高レベルプレイヤーということで、このあたりはお約束ですね。

自分で「神をも殺せる>」といっているあたりで中2感が強いですが、全体的にはそこまで中2感は強くない気もします。

冒頭で異世界に着た理由や使命はわからないと語られており、タイトルもフリーライフということで、日常生活ものとして期待できそうです。

が、既に冒頭で影のヒーローよろしく行動しており、日常とはいいがたいといいますかやっぱりそっちかという感じです。

絵柄

デッサン崩れもあまりなく、基本的にしっかりとした絵だと思います。

対して顔の描写が薄いというか、微妙な気はします。

線が少ないからだめということではなく、他の作品では息抜き的に描かれるほわっとした感じの顔がメインの描き方になっている感じで、そこが原因かもしれません。

背景も簡略化の具合がよくないようで、描いているのに単調にみえるなどこなれてない感が強いです。

パートナー的なユミエルというキャラクターのみど的確な描写をしているように見えるので、作者のお気に入りなのかもしれません。

『フリーライフ ~異世界何でも屋奮闘記~』のKindle予約情報

なし。1巻が2018/4/26に発売されました。

『フリーライフ ~異世界何でも屋奮闘記~』のKindle新刊既刊情報

最新巻1巻
発売日2018/4/26
次巻2巻
発売日情報なし
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異世界でスキルを解体したらチートな嫁が増殖しました 概念交差のストラクチャー

異世界もので、一応世界を救わない系かなと思います。
集団で転移させられた後に勇者志望の人物からの誘いを断り、単独で街に出て「さあどうしよう」という流れなので。

ただし、チートスキルでわりと無茶をやってる感じなので、目をつけられた挙げ句に重大事件に巻き込まれるのでしょうが。

チートスキルは「既存の単数や複数のスキル説明文内の単語を取り出し、順序や場所を入れ替えて新しいスキルを作る」という、半ば何でもありの強さです。

気になるのはこのスキルを他人に使用した場合、エロ系の演出で表現され、どう見ても前戯で感じているというか、やってしまってオーガズムに達している感じです。

もちろん意図的な描き方なのでしょうが、そういうのを求めずに読むとげんなりします。そこに項をさくならもっと物語を掘り下げる描写をしてほしいといいますか…。

なお、主人公は性格的にも肉体的にも体育会系ではないので、素の身体能力で大きな剣を振り回したり、怪力で相手をなぎ倒すようなことはありません(スキルを使ってそういうことをしかねませんが)。

スキル部分がチート過ぎてなんでもこのスキルで解決しそうですから、それ以外の展開を求める方にはあまり楽しめないかもしれません。

反対に、このパターンが好きでエロ表現OKならば楽しめるとは思います。

絵柄

絵柄は繊細で非常に上手だと思います。

明らかにイラストよりの上手さで、肌の質感などを見るとエロ系の人体表現といった感じです。

デッサンが大きく狂うようには見えませんし、ギャクシーンぽい時のデフォルメも好いです。顔がやや面長というか、鼻筋が長いのは絵のクセなのかもしれません。

ヒロインのセシルは特に気合いが入っていて、可愛くエロく見えるように集中的に気を使っているように見えました。

ただ、あまりアクションは向いていないといいますか、「動いてい場面を写真に収めた」ような絵は上手くとも、「動いて見える絵」は微妙な印象です。

[追記]

2巻では絵が崩れています。

特に顔の造形がまとまっておらず、適当に描いているように見えてしまうレベルです。

2巻を購入する場合は、1巻の絵を期待しないほうがよいでしょう。

『 異世界でスキルを解体したらチートな嫁が増殖しました 概念交差のストラクチャー』のKindle予約情報

2巻が2018/7/9に発売されました。

『 異世界でスキルを解体したらチートな嫁が増殖しました 概念交差のストラクチャー』のKindle新刊既刊情報

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転生したら剣でした

異世界ものですが、転生対象が人間やモンスターなどの生物ですらない無機物の「剣」です。

剣がどうやって主役にと思いましたが、そこはファンタジー。魔力で自在に動き回れるようになって解決です。

序盤ではちゃんと成功はしていませんが人型の分身を作る能力も得ているので、今後そういう展開もあるのでしょう。

基本的に剣だけでかなりの強さという設定ですが、それを活かして相棒として獣人の少女「フラン」が登場します。

異世界ものではよくある「可愛く幼い奴隷の獣人娘」で、庇護欲をそそられるかと思います。

獣人の扱いは悪いですが、獣人の中でももっとも蔑まれている種族(黒猫族)ということで、自分より下がいない境遇からの成り上がり物語でもあります。

なお、基本的には主人公の便利機能でガンガン成長していくので弱い期間は短いです。

絵柄

剣のデザインが装飾過剰ですが、この辺りは原作のこともあるのでどうこうはいえません。

その他も原作準拠らしい部分はおいて、全体的に線がやや細い印象です。

デッサンが特別くるっていたり、素人のような絵ということではなく、しっかりと商業レベルの絵であるのですが重さがないというか軽く見えます。

そのせいか残酷な場面でもあまり生々しさがなく、それが良いと感じる人も、悪いと感じる人もいそうな絵です。

気軽に見れるという点では良いと思います。

基本的にはフランを愛でる物語

状況や設定は色々ありますが、強い武器である主人公がフランの成長を助ける様を見るという、読者にとっては「フランを愛でる物語」だといえます。

その点で、自分が成長するよりも相棒を成長させることに楽しみや面白さを感じる方にお勧めできる作品です。

父が娘を守るように。彼女を彼氏が守るように。そんな関係性の物語ですね。

『転生したら剣でした』のKindle予約情報

Kindleは紙媒体の発売と同時に購入可能になるため、予約はできません。

なお、4巻は2018/9/21に発売されました。

『転生したら剣でした』のKindle新刊既刊情報

最新巻4巻
発売日2018/9/21
次巻5巻
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ザ・ニュー・ゲート

ゲームに取り込まれるという異世界ものですが、そのゲームからの開放が物語の始まりになるという少し変わった展開をみせる作品です。

主人公のシンは物語がはじまる前、つまりゲームからの脱出前に鍛えているという設定があるため、ゲーム世界の住人とのレベル差の説明は一応ついていて筋は通っています。

努力の結果手に入れた(ような描写が少ないので単なるチートに見えやすいですが)点は、主人公のテンプレ感を軽減していて読みやすいと感じました。

ゲームクリアから500年が経過した世界を歩くという感じですが、その状況を活かしているのがかつての仲間との再開です。

500年をただの数字ではなく積み上げた年月として想像できれば、再開のシーンには胸に迫るものがあるはずです。

絵柄

モンスターやおじさんを見ると絵柄が少し古めの感じはしますが、女性などはしっかりと「美人」に見えます。

今時とか今時でないとかではなく、見て「美人だ」とすんなり感じられる絵です。

ギャグパートのデフォルメもあるため緩急も付いていますし、飽きのこない構成だと感じました。

漫画担当の三輪ヨシユキ さんは「終極エンゲージ」の作者さんでもあります。

主人公は本来は生産職で店をやっていて、その店がホームとして描かれています。

ただ単に冒険して回るということではない要素であり、「家の中の団らん」的な柔らかいエピソードも出てくるので、その点でもう起伏のある展開が楽しめます。

店で剣を作るシーンもあるなど生産職っぽい描写もありますが、前提としてスキルの使用があるため過程があやふやや簡略化して描かれているため、あまり生産職の作業という印象は持てませんでした。

「自分で伝説級の武器を作れる」というのは明らかにチートですが、これに関しては一応ゲーム時代のシステム範囲内のことなので筋は通っているかと思います。

『ザ・ニュー・ゲート』のKindle予約情報

なし。最新5巻は2018年3月16日に出版されました。

『ザ・ニュー・ゲート』のKindle新刊既刊情報

最新巻5巻
発売日2018/3/16
次巻6巻
発売日情報なし
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盾の勇者の成り上がり

異世界ものの中でも私が特に絵と話が好きなのが「盾の勇者の成り上がり」です。

他の異世界ものでもいくつかありますが、召還直後の扱いが相当に酷い部類にはると思います。レイプ疑惑というのはあまり見ないのではないでしょうか?

多くの人間からさらなるいわれのない迫害を受け続けますが、そこからの逆転劇なテーマとなっています。

物語が進むと理解者も増え問題もある程度解決しますが、迫害を行った側が改心する場面があまりないのが興味深いです。

物語が進んでもこれらの多くは態度を変えないか、表面だけ軟化して本質は変わらないように見えるためです。

よって、主人公に敵対するのはモンスターや天変地異だけではなく、むしろ権力や宗教や蔑視の目が常に問題になっています。

この作品においては「主人公にとっての悪役はずっと悪役のまま存在する」というのが重要なのかもしれません。「その時」がきた際にカタルシスが高まるのでしょう。

獣人(亜人)

獣耳や尻尾付き程度ではなく、獣面やほぼ体毛まで獣になっているなど、登場する獣人の獣度合いは様々です。

面白いのは、ヒロインであるラフタリアは猫や犬ではなく狸っぽい獣人という点です(耳と尻尾からの判断ですが)。

ラフタリアの成長は物語でも重要な位置を締めていますが、初期であれば庇護欲を刺激されますし、徐々に母性愛的なものを感じさせるなど、巻を追う毎にどのように変わるのかが楽しみになります。

本来は完全に鳥姿のフィーロも含め、獣人が魅力的ですね。

物語上、召還された国では獣人が相当な迫害を受けていますので、1巻を読んだ方はぜひ読み進めてトラウマ開放(緩和程度かもしれませんが)のカタルシスを得るところまでは見てほしいなと思います。

デフォルメの目が可愛い

シリアスではなくギャグパート的な部分で描かれるラフタリアやフィーロの目が特に可愛いなと思います。

デフォルメが効いているシンプルな描き方なのに、生き生きとして毎回魅入ってしまいます。

スピンオフ

スピンオフで「槍の勇者のやり直し」が展開されていますが…。

あのアホの物語はさすがに読む気になれないので読んでいません。

ただ、これは本編での槍の勇者に印象が変わってしまうのが困ると感じているからではとも思えまして、いつか読むかもしれませんが。

『盾の勇者の成り上がり』のKindle予約情報

12巻が2018/12/21に発売されます。

『盾の勇者の成り上がり』のKindle新刊既刊情報

最新巻12巻
発売日2018/12/21
次巻13巻
発売日情報なし
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