カテゴリー
コミック紹介

Only Sense Online ―オンリーセンス・オンライン―

VRゲームものですが、主人公は生産系職というのが特徴です。

異世界にとばされることもなく単にVRゲームで遊んでいるだけですが、VRの設定上異世界ものと描写がほぼ同じです。

一応ログインやログオンの話題もでますし現実世界の描写もありますが、ほぼゲーム内でストーリーが進行します。

VRで生産職でかつ初心者からというのが案外良く、神様から与えられたチート能力も以前のゲームデータを活かした無双もなく、やや単調ながら落ち着いて進んでいきます。

ゲーム内でそれなりのレベルの先輩プレーヤーがゴロゴロしており、非戦闘系の主人公は必然的に彼らとパーティーを組むことになるため、登場キャラクターにも変化が出しやすのではと思います。

また、主人公はゲーム内ではあまり人気のないスキルを取得して強化や研究をし続けるため、他のプレイヤーが知らない仕様やアイテムの製造が可能となっていき、そこがチートではない独自性を確立出来ています。

ゲームなのでスキルなど要素が揃えば誰でも入手可能ながら、不人気で誰も極めていないという理由は非常によいアイデアだと思います。

なお、一応主人公のリアルの性別が男性なのに何らかの手違いで女性型アバターになってという特徴もありますが、生産職や不遇スキル持ちなどの特徴に比べれば微々たる特徴付けに思えます。

PKの話題もありますが、全体的にまったりで緩めで、生産系の話が見たい方にはおすすめです。

絵柄

顔にやや丸みがあり全体的にもかわいらしい絵柄です。人物は一貫したデザインでおかしな部分はありません。

モンスターも可愛らしい方向で、リアルな獣感などは皆無です。

森や街中などの描写も適度にしっかりと描かれていて、薄っぺらい感じはしません。

アクションはあまり動きを感じる絵ではなく、絵柄と相まってスピード感や危機感の表現は薄いといえます。

とはいえこの作品に危機感など要らないとも思えるので、この点がマイナスになるとは思えませんが。

生産職の楽しみ

生産職といえばアイテム生産ですが、練金や調合などを簡易な自動作成ではなく手動で行って効果を挙げるなど、システム面をしっかりと調べている点がよいと思います。

結果として普通より品質がよいアイテムの製造が可能となり、その製法(レシピ)にも価値が出るというのは生産職系の楽しみではないでしょうか?

あれとこれを合わせば何なるのか?

敵を倒して無双する物語ではなく探究心を持って進む物語は面白いと思います。

モンスターのテイムあり

モンスターといえるか微妙ですが、話が進むと調教スキルを利用してペット的に幻獣を獲得して使役するようになります。

度々登場するのでそれなりに存在感もありますが、手なずけたモンスターとの交流メインではないためあくまで附属要素のひとつという感じです。

『Only Sense Online ―オンリーセンス・オンライン―』のKindle予約情報

8巻が2018/12/7に発売されました。

『Only Sense Online ―オンリーセンス・オンライン―』のKindle新刊既刊情報

最新巻8巻
発売日2018/12/8
次巻9巻
発売日情報なし
まとめ買いページ
巻別ページ
カテゴリー
コミック紹介

異世界建国記

異世界もので、タイトルが示す通り国を作るというテーマの作品です。

チートスキルありの主人公ですが、転生時に若返り、最初に出会うのがグリフォンという点は他と違うところです。

グリフォンというと獣のイメージですが、この作品では知性があり神獣のような扱いで、ドラゴン等の立ち位置のようです。

このグリフォンが、縄張り内で拾い集めた子供のところに主人公を連れていって本格スタートとなります。

国造りがテーマなので仕方ないといえば仕方ないのですが、うろ覚え的に使われる知識が広範かつ有益な結果をだすというご都合主義的な流れがあります。

スタート時点で子供しかいないため失敗させている余裕はないのですが、もう少し説得力のある設定や展開はなかったのかなと疑問です。

当初は洞窟で、グリフォンが持ってくる生の食材だけという状態から、村の跡地を利用したり農業をしたり特産品を考えたりと生活基盤をつくっていきますが、子供の人数が多い割に群像劇的な展開は薄いように思えました。

子供だけの集団をどう成長させるのか、という点に魅力を求める索引だと思うので、今後の展開次第という感じです。

絵柄

商業レベルですしデッサンが狂いすぎることもなく、しっかりした絵柄だと思います。

が、どうも軽いというか全体的に薄く白い印象です。

キャラクターの輪郭線を上手く描いていて、緩急で人体の構造(肉や骨など)を表現できていると思うので、絵のレベルは高いと思います。

対して輪郭線内部の描写(服の皺や肉体の重なり具合の線表現など)が省略されていて、そこが薄く白く見える理由なのかもしれません。

この描き方を見ると、なんとなくカラーイラストが得意な方なのかなという印象でした。色トレスなどをうまく使える感じです。

『異世界建国記』のKindle予約情報

2巻が2018/9/25に発売されました。

『異世界建国記』のKindle新刊既刊情報

最新巻2巻
発売日2018/9/25
次巻3巻
発売日情報なし
巻別ページ
カテゴリー
コミック紹介

とんでもスキルで異世界放浪メシ

異世界ものながら世界を救わない系(?)で、主役が転移した男の主人公と雄の狼という組み合わせもめずらしく特徴的です(※今後世界を救うのかもしれませんがコミック1巻ではそういう感じはありません)。

例のごとくチートスキルですが、他の作品に比べて方向性が全く違い、なんとAmazonや楽天のようなネットショップの画面が表示され、そこから商品を購入できるという能力です。

基本的にはこの能力で調味料や食材を手に入れて、それを狼に食べさせながら旅をするという流れですが、このスキルで得たものにはある効果があり、それがいろいろと巻き込まれる原因になりそうではあります。

基本的にエロ系がないのでそこも好感が持てます。

召喚されてチート能力で的をなぎ倒しという物語ではないので、少し違った異世界ものを読みたい方にはおすすめです。

旅をしている感も結構あるので、そこも良い感じです。

絵柄

「異世界放メシ」のタイトルは伊達ではなく、食材や調理、できあがった料理の描写は秀逸で、質感の表現も素晴らしいと思います。

キャラクターの描写も適度にデフォルメが効いてますが、リアル系の良さもあります。

アクション主体の作品ではありませんが、アクションシーンの人物描写もよく、デッサンが狂っていたりもしないので、安心して高品質な絵を楽しめます。

一言でいえば「うまい」です。

適度な違和感

食材が現地調達だったりするのが異世界のグルメ漫画の特徴ではありますが、その雰囲気をぶちこわすかのように「焼き肉のタレ」などがぽんぽんと出て来ます。

調味料の存在は非常に大きいのに(中世ものでは塩の価値が高いですが、現代の調味料はその塩の比ではない莫大な価値をもっているわけですし)、あまりにも気軽かつ当然の用に使っているので、この点は違和感を感じます。

が、この気軽さが物語に軽快さを与えているようにも見えますので、良いスパイスなのではと思います。

食事の効果に加えてこういう点も今後の問題になりえるのかもしれませんが。

『とんでもスキルで異世界放浪メシ』のKindle予約情報

なし。2巻が2018/4/25に発売予されました。

『とんでもスキルで異世界放浪メシ』のKindle新刊既刊情報

最新巻2巻
発売日2018/4/25
次巻3巻
発売日情報なし
巻別ページ
カテゴリー
コミック紹介

公爵令嬢の嗜み

ゲームの世界に転生というのは他にもありますが、対象が乙女ゲームでチート能力なし(現代の知識を持っている時点でチートですが)という珍しい設定です。

乙女ゲーの世界なので美男子や美中年が多く出てきますが、男性でも十分に楽しめる作品です。

理由としては、各キャラクターの背景や正確付けがしっかりしており、ハーレム系の「主人公を中心に全てが回っている人達」では無い点が挙げられるかもしれません。

もちろん乙女ゲー的な振る舞いをみる場面が多いのですし、敵役の「嫌な女」もでてくるので、その辺りが気になる場合もあるかとは思いますが、全体的に見れば些細な部分に思えます。

テーマ的には領地経営なので内政系です。

主人公が既にそれなりにレベルの家柄であり領地も簡単に手に入る状態のため、既にある領地の発展を図るという感じです。

平行して王族貴族の宮廷内闘争や派閥闘争の影響を受けるという部分もあり、定番な安定感もあります。

絵柄

線が細めで人物の造形も少女漫画よりですが、背景に花が飛んだりなどはあまりない印象で、男性にも読みやすいです。

むしろ背景はしっかりとしているので、世界観の構築に腐心されているように見えます。

男性漫画にありがちな縦にも目が大きいタイプではなく、横に長い、いわゆる「切れ長の瞳」のキャラクターが多く登場します。

それだけに物憂げな表情が映えますし、年齢も高めに見えやすいので、ロリ系の絵柄から遠ざかりたい人にもお勧めできます。

『公爵令嬢の嗜み』のKindle予約情報

5巻が2018/11/2に発売されました。

『公爵令嬢の嗜み』のKindle新刊既刊情報

最新巻5巻
発売日2018/11/2
次巻6巻
発売日情報なし
まとめ買いページ
巻別ページ
カテゴリー
コミック紹介

月が導く異世界道中

異世界ものですが、召喚されてからほぼすぐに召喚に関わった神から酷い目に合わされてはじまります。

人間の他にも亜人が暮らしている世界で、人間優遇の神様から「人間と話す事は許さない」と定番の言語能力を与えられず、しかしながら人間以外なら良いと亜人と話す言語能力を与えられることになります。

最初にヒロインぽく登場するのがハイランドオーク(いわゆる豚に似た顔を持つオーク)で、よくある「成長したら人間のすがたに」ということもなく(3巻時点ではですが)、オークの少女として登場し続けというのも変わっていると思います。

他のヒロインぽいキャラクターも龍やら蜘蛛やらが本来の姿ですが、一応こちらは設定上の理由から人型になっています。

しかしながら、主人公は人型前の状態を見ているわけで、元蜘蛛という点を理由に明確に拒否という場面は何度も見かけます。この辺りのやりと取りも新鮮な展開なのでおもしろく読めます。

なお、チート能力はかなりのチートですが、授かった経緯が経緯のためチートで何が悪いという感じで読めてしまいます。

開拓もの

物語が進行すると亜空間に出入りすることになります。

その亜空間に亜人としてオークやドワーフ、アルケー(半分人型半分蜘蛛のような姿でちょっと気持ち悪い)などを住わせて街を作るという展開が平行して描かれます。

この亜空間はどこにでも出れる訳ではなく、イメージ的には入り口と出口はほぼ同じ場所のため、亜空間を内を移動して遠くに転移的なものはできない模様です。

この点も珍しい設定かもしれません。

それほどのんびりではない

「異世界道中」という単語や表紙の飲み食いする雰囲気から「のんびりとした放浪の旅物語」を想像していたのですが、そういう要素はあれど少なく、割とエグい展開があります。

例えば、借金をした代償に薬を打たれて買春させれる女冒険者なども出来てきます。

ほかの作品では軽く匂わせるか事前に救出しそうなものですが、この作品では精神的にやられた状態での救出(治癒されて元気になりますがそれはそれでエグいといいますか)される、といった具合です。

絵柄

原作からの制限もあると思いますが、絵柄は正直微妙です。

下手と感じるレベルではないのですが、軽いというか、薄いというか、強い魅力は感じませんでした。

Kindle予約情報

5巻が2018/10/25出版されました。

『月が導く異世界道中』のKindle新刊既刊情報

最新巻5巻
発売日2018/10/25
次巻6巻
発売日情報なし
巻別ページ
カテゴリー
コミック紹介

現実主義勇者の王国再建記

異世界ものの中でも内政に力をいれている作品です。

主人公のソーマは人間的にできすぎている(冷静/合理的/胆力/知性/判断力/行動力/情がある)ため資質ですでにチート感があり、よくある転生後の能力は「物に自分の意識をコピーして操る」という「アイテム操作(+並列思考?)」というチート能力持ちです。

ただ、1巻ではアイテム操作の能力は状況に説得力を持たせる(膨大な書類を短時間で片付けるための理由付け)に用いられた程度で、ソーマ個人の資質で状況を大きく変えていく、という感じのようです。

元の世界の知識を異世界で使うという構図はありがちですが、他の作品に比べると物語に占めるウェイトが大きいため、この作品の特徴になり得ています。

また、作者があとがきで書いているように「物語を丁寧に描く」という方向性のため、駆け足で「〇〇を実行して即成果がでる」ということはなく、短いながらも状況説明や過程の描写が挟まれる点に好感がもてました。

少し違った異世界もので、最初から国単位で変革を起す物語に興味があればお勧めできます。

絵がうまい

商業で出版されているのになにをいまさらという話ですが、絵がうまいです。

おかしなポーズや絵の崩れもありませんし、背景がスカスカだったり妙な擬音語や語尾が乱発されていたりということもなく、安心して読めます。
内政というテーマと相まって、腰を据えて読めるコミックだと思います。

また、個人的には女性の露出が少ないのも良いです。
なんとかして下着を見せて、その下着にこれでもかとシワを書いて局部を強調するようなこともありませんでした。

一応色気担当のようなキャラクターはいますが、見た目がそうなだけで気になるレベルの描写はかなったと思います。

基本的には人材の登用

主人公の出番は多いですが、「主人公以外の人間が命令を実行して動いている」という状況が描写がされています。

多くの人間が状況に関与していることが示されててい、物語世界がしっかりと演出されていると感じました。

また、「何か新しいことを実行する」となった場合は新たな(あるいは既存の)人材とセットで進行していくことになり、結果的に人材登用が重視される物語と言えます。

今の所はですが「山に隠遁している賢者」のような特殊な人材ではなく、市井や山野に埋もれた人材が対象なのでその意味でも好感が持てますし、新たな人材が増えていくこと自体に面白さも感じます。

『現実主義勇者の王国再建記』のKindle予約情報

2巻が8/25に発売されました。

『現実主義勇者の王国再建記』のKindle新刊既刊情報

最新巻2巻
発売日2018/8/25
次巻3巻
発売日情報なし
巻別ページ