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ブサメンガチファイター

異世界ものの中でも、少し軸をずらして独自性を出した作品です。

タイトルに偽りなしといいますか、不細工な顔を不細工に見えるように描いています。

当たり前に思えるかもしれませんが、「不細工な設定なのに美男子(美女)」というのがよくあるパターンなので、その意味ではちゃんとした絵です。

他にも違いとして以下の点が挙げられます。

  • 異世界に行く方法がネット掲示板に書かれている
  • マイナスの設定を付けることで能力値に割り振るポイントを大幅に獲得し、これがチートの裏付けになる
  • 異世界に来る前も不細工(明確な描写は避けられている)
  • 異世界から戻る方法があり、実際に戻って来た人もいる模様

特に3点目が珍しく、変える方法を探すというよくある目的が成立しません。

戻るためにはかなりにリスクを負う必要があるため簡単に戻れるということではありませんが、手段が用意されていることが明示されているのは珍しく、実際に戻った人間の存在も珍しい要素です。

異世界では同様にして転移してきた人物にも出会いますし、異世界という設定自体をあえて軽く描いているのかもしれません。

なお特定のゲームの世界と明示されていませんが、ステータス画面が開くなどがあるため恐らくゲーム世界ということになると思います。

基本的にコメディ方向で気楽に読める作品で、重くない作品を探しているならおすすめです。

主人公の心の声によるツッコミなどに共感を感じられますし、主人公の性格や振る舞いなどで拒否反応がでることはまずないでしょう。

『ブサメンガチファイター』の特徴

  • マイナスの設定がチートの根拠
  • 不細工な男の異世界での物語
  • チートではあるものの、常識をもって自然に力を抑えて行動している主人公

『ブサメンガチファイター』の絵柄

巻末のラフ等をみるとしっかりとした絵が描ける方というのはわかるのですが、作中ではポーズが堅く、やや未熟な印象です。

特に女性の絵が堅い印象で、絵だけでは可愛らしさをあまり感じませんでした。

対して状況の見せ方は整っていて、絵柄に左右されずにどういう場面でキャラクターはどういう心境なのかがわかるように描かれています。

主人公に関しては特徴をうまく描いていて良いと感じたので、2巻3巻と進む毎にこなれてくるのではと思います。

『ブサメンガチファイター』の見所

「不細工な主人公」が見所です。

不細工を不細工に描いているので、この点を活かした物語が展開されるのではと期待しています。

ただ、冒頭では同時にでてくるキャラクターがいい人のため主人公の不細工さに起因する問題がほぼなく(あっても軽度)、不細工であることが活かせていないように思えるので、今後の展開に期待したいです。

『ブサメンガチファイター』のKindle予約情報

2巻が2018/10/25に発売されました。

『ブサメンガチファイター』のKindle新刊既刊情報

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発売日2018/10/25)
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乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…

同名の小説のコミカライズですが、コミックの作者と小説の挿絵を書いている方が同じなので、表紙ではコミックなのか小説なのかぱっと見み気付きづらく、購入時には注意してください。

ゲーム世界に転生ものですが、主役は女性(TSではなく女性が女性のキャラクターに転生します)で転生先は乙女ゲームです。

乙女ゲームといえば女性向けですが、内容も絵柄も、男性読者であっても充分に楽しめる作品です。

転生先の登場人物はゲーム内での敵役でこの設定自体は他作品でも見られますが、8才になった時点の怪我で突然「私は転生した」と覚醒するのがちょっと変わっています。

前世ではそれなりに活発が17才の女子高生だったようで、覚醒後はお転婆な性格と行動を示すようになります。

1巻ほぼまるごと幼少期にあてていて、舞台の説明を行うと共に、今後の展開に備えつつキャラクターの掘り下げもこなすという質の高い構成に思えます。

単にコミックとしても幼少期の話は面白く、「破天荒な貴族の子供が周囲に好影響を与える」という1つの物語として成り立っていて読み応えもあります。

女性はもちろん男性にもお勧めできる作品です。

絵柄

さすがに挿絵を既に描いている方なので、キャラクターの統一感が崩れることなく自由に動かしている感じがします。

女性向けコミックは主線が細いことが多いですが、この作品は男性向けの線に近く男性が見ても違和感はあまりないはずです。

コメディっぽい場面でのデフォルメもよいのですが、おなじ場面にツッコミ役的なメイドが描かれている構成がとても良いと思います。

このメイドはデフォルメされていない場合が多く、「他の人が見たらこう思うだろう」という客観的な視線を与えており、主役のコミカルさに引っ張られすぎない適度な距離感を保つ重要な要素ではないでしょうか。

絵柄や画面構成共に安心して見られます。

脳内会議と飛び抜けない才能

主役が脳内会議を行う作品はありますが、この作品も脳内会議が行われます。

ただし頻繁にではなく、重要な方針決定時など限定的な演出なのでクドくなく丁度良い塩梅です。

転生もといえばチート能力ですが、この作品の主役にはチート能力がありません。

一応設定的には希少価値のある魔法の才能はありますが、作中で「土ぼっこ」と呼ばれる「少し地面を盛り上げるだけの土魔法」しかつかえず、しかも努力しても「土ぼっこ」の高さが変わる程度の代物で、チート能力とはまったく違います。

この努力も方向がちがったようで、最終的に「趣味は土いじり(農業)」という形に落ち着いてしまします。

かといって前世の知識を活かして変革や産業革命を、という場面もありません。

転生先のゲーム世界の知識を持っていると言う点では十分なチートではあるのですが、作品を読むとこの知識の恩恵はほどんどん崩れていくためこれままたチートとはいい難く。

主役の設定自体にも魅力のある作品です。

『乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…』のKindle予約情報

2巻が2018/10/25に発売されました。

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最新巻2巻
発売日2018/10/25
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野生のラスボスが現れた!-黒翼の覇王-

異世界もので、ゲームの世界が舞台で時間経過がありの設定です。

基本的にはよくあるパターンですが、一点違うのは主人公の性別が変わる点。

ゲームのアバターは女性で、プレイヤーは男性という状況での転移のためです。年齢や種族が変わる作品は多いですが、性別が変わるタイプはあまりないように思います(物などの無機物に転生するのはありますが)。

筆者はこの点が合いませんでした…。

話の内容としては、あるゲーム内で有名なキャラクタクーを操るプレイヤーが転移という感じで特に目新しいものは感じません。

転移後は元のキャラクター自体が成長しきっていたので、強いといってもチートとはすこし違うかもしれません。

異世界ものでTSものという珍しいジャンともいえるので、そういった方向に興味がある方にお勧めできます。

なお、設定以外も異世界ものの中では充分なレベルではあるので、TSの好みは無視して読むこともおすすめです。

絵柄

少し古い感じはしますが、レベルは高いと思います。

特に女性キャラクターはポーズなどを含めて可愛らしさや美しさなどを表現しようとしているように見えます。

アクションはやや動いてみる感じですが、止め絵としては迫力があってよいと思います。

少し気になるのはモブを含めた男性の顔で、バランスが悪いというかちょっと違和感が付き纏います。

全体的には良い絵だと思います。

性転換もの(TS)

性転換(TS=transsexual)というジャンルの基礎は、マイナーながらも古くからあります。

「男女の心が入れ替わる」と書くと思い当たる作品は多いのではないでしょうか?

TSは「心はそのままで体が男女入れ替わる」形なので実際には少し違うのですが、筆者はどちらもあまり好きではないのでダメでした。

PBM

この作品の冒頭、実はPBM(Pal By Mail)という形式のゲームと同様のシステムの紹介があります。

PBMは郵便を使って行うTRPGで、マスターに参加者が行動指針を送り、マスターが様々な判定やシナリオとの絡みを考えていくつかの短編小説に仕げて返送するというものです。

一時期PBEM(Play By E-MAIL)というEMailを使った形式に移行しましたが、すぐに廃れてしまいました。

PBMを知っている方は、一巻冒頭で懐かしい気持ちになると思います。

『野生のラスボスが現れた!-黒翼の覇王- 』のKindle予約情報

3巻が2018/9/12に発売されました。

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発売日2018/9/12
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Only Sense Online ―オンリーセンス・オンライン―

VRゲームものですが、主人公は生産系職というのが特徴です。

異世界にとばされることもなく単にVRゲームで遊んでいるだけですが、VRの設定上異世界ものと描写がほぼ同じです。

一応ログインやログオンの話題もでますし現実世界の描写もありますが、ほぼゲーム内でストーリーが進行します。

VRで生産職でかつ初心者からというのが案外良く、神様から与えられたチート能力も以前のゲームデータを活かした無双もなく、やや単調ながら落ち着いて進んでいきます。

ゲーム内でそれなりのレベルの先輩プレーヤーがゴロゴロしており、非戦闘系の主人公は必然的に彼らとパーティーを組むことになるため、登場キャラクターにも変化が出しやすのではと思います。

また、主人公はゲーム内ではあまり人気のないスキルを取得して強化や研究をし続けるため、他のプレイヤーが知らない仕様やアイテムの製造が可能となっていき、そこがチートではない独自性を確立出来ています。

ゲームなのでスキルなど要素が揃えば誰でも入手可能ながら、不人気で誰も極めていないという理由は非常によいアイデアだと思います。

なお、一応主人公のリアルの性別が男性なのに何らかの手違いで女性型アバターになってという特徴もありますが、生産職や不遇スキル持ちなどの特徴に比べれば微々たる特徴付けに思えます。

PKの話題もありますが、全体的にまったりで緩めで、生産系の話が見たい方にはおすすめです。

絵柄

顔にやや丸みがあり全体的にもかわいらしい絵柄です。人物は一貫したデザインでおかしな部分はありません。

モンスターも可愛らしい方向で、リアルな獣感などは皆無です。

森や街中などの描写も適度にしっかりと描かれていて、薄っぺらい感じはしません。

アクションはあまり動きを感じる絵ではなく、絵柄と相まってスピード感や危機感の表現は薄いといえます。

とはいえこの作品に危機感など要らないとも思えるので、この点がマイナスになるとは思えませんが。

生産職の楽しみ

生産職といえばアイテム生産ですが、練金や調合などを簡易な自動作成ではなく手動で行って効果を挙げるなど、システム面をしっかりと調べている点がよいと思います。

結果として普通より品質がよいアイテムの製造が可能となり、その製法(レシピ)にも価値が出るというのは生産職系の楽しみではないでしょうか?

あれとこれを合わせば何なるのか?

敵を倒して無双する物語ではなく探究心を持って進む物語は面白いと思います。

モンスターのテイムあり

モンスターといえるか微妙ですが、話が進むと調教スキルを利用してペット的に幻獣を獲得して使役するようになります。

度々登場するのでそれなりに存在感もありますが、手なずけたモンスターとの交流メインではないためあくまで附属要素のひとつという感じです。

『Only Sense Online ―オンリーセンス・オンライン―』のKindle予約情報

8巻が2018/12/7に発売されました。

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最新巻8巻
発売日2018/12/8
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骸骨騎士様、只今異世界へお出掛け中

異世界もので主人公はゲームのキャラクターのまま転移されましたが、ゲーム世界ということではないようです。

ゲームキャラクター時の魔法は使えるため関連はあるはずですが、地理や文化や登場人物などに対する主人公の反応を見る限りゲームそのままではなく、詳細が不明です。

とりあえずのんびり隠れ住みたいようですが、困った人(エルフ)を助けるなどヒーロっぽいことをしだすなど、タイトルのようにのんびりとした展開ではありません。

主人公が高レベルでステータスも装備も最上級のため身の危険がほぼなく、その点では確かに「のんびり」ではありますが。

オーバーロードと同様に骸骨姿でありそれをネタにしたりする場面もありますが、正直あまり必要性を感じません。

物語を動かす要因の1つにはなっていますが、骸骨である強い必要性があったとは思えず現状では単なる特徴の一つという印象です。

「騎士」ではありますが魔法も使う(移動系)ため剣技がメインではありません。戦闘シーンは瞬間移動で不意を打ち高レベルステータスにまかせて撃退という大雑把さです。

この点は物語上の演出でもあり、後ほど改善の必要性を自ら悟りますが。

なお、冒頭で出会う精霊獣がマスコットキャラとしてかなり強めに打ち出されているので、その点は他の作品と少し違います。

ありがちな展開として、成長後に人型にはならないことを願いたいですね…。

絵柄

全体的にまとまっていて大きく崩れることもなく安定しています。

アクションシーンでは描写とアングルに堅さを感じるので、動きを感じる絵ではありません。

主人公が鎧を着ていて毎回これを描くのは非常に手間がかかるのは理解していますが、金属表現が弱く堅さも感じずで微妙です。

こちらは意図的だと思いつつもその理由がわかりませんが頭蓋骨の描写レベルが2つあり、1つはしっかりと頭蓋骨を描いており、1つは球にテクスチャを貼付けたように平面的な頭蓋骨で描かれています。

後者が出る旅に違和感があり気になってしまいました。

細かい点を書いてしまいましたが、エルフの女性はキレイですし、エルフの男性もそれっぽさがしっかりとありますし、背景も適度に簡略化しつつも程度良く描かれていますし、最初に描いたように全体的にはまとまっていて十分楽しめる絵です。

『骸骨騎士様、只今異世界へお出掛け中』のKindle予約情報

3巻が2018/09/25に発売されました。

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最新巻3巻
発売日2018/9/25
次巻4巻
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異世界迷宮でハーレムを

異世界もので、転移先はゲーム中らしき世界です。

知らぬ間にチート能力を得るということではなく、冒頭でゲームのキャラクターメイクをすることで一応のスキルや道具の説明付けがなされている点は珍しいと思います。

また、スキルよりも装備品をチートにすることで、本人は弱いまま武器だけ強いというアンバランスさを表現していて、話に幅が出せる設定です。

対して、自覚的ではあるのですが主人公は口調がおかしく、そこの違和感が拭えません。思考内容は割と納得できても、結果として発言する言い回しや言葉遣いのせいでイロモノに見えます。

この点もストーリーに活かされるのかもしれませんが、気になるものは気になります。

主人公は性格的に難はあれど、物事を受け入れる時も拒絶する時もそれなりに「実際にありそうな」という感じを受けるので、正直でよいとも思えます。

タイトルからして「ハーレム」ですし、ストレートでよいのではないでしょうか。

絵柄

立ちポーズは良いと思いますが、アクションシーンなどでキャラクターやアングルを動かす場面では堅さや狂いが散見されます。

背景、特に自然物の表現が上手いとはいえず、植物などは存在感も質感もあまり感じませんでした。

対してキャラクターの表情は上手いと思います。感情をしっかりと表現して、すんなりと人物の感情が読み取れるでしょう。

2巻ではかなりの長さでSEXシーン(前戯の手前というかベッドに入るまでのやり取りがほとんどですが)を見ると女性の体の描き方に異様に力がはいっている印象で、エロ系の表現力は確かなようです。

なお、原作の影響だと思うので仕方がないのですが、主人公の髪型は受け入れ難いレベルです。サブキャラクターならまだしも、主人公がこの猫耳というかぴょこっと横に尖る髪型というのは…(3巻でなんだかおとなしくなりました)。

3巻でもSEXシーンの表現方法(アングルや濡れ方など)が18禁のそれと同レベルに見えます。一冊のボリュームの中でエロを集中的に描く部分と描かない部分に明確に分けている印象で、常に過度のエロ表現があるということではありませんでした。

『異世界迷宮でハーレムを』のKindle予約情報

3巻が10/26に発売されました。

『異世界迷宮でハーレムを』のKindle新刊既刊情報

最新巻3巻
発売日2018/10/26
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フリーライフ ~異世界何でも屋奮闘記~

異世界ものですが、VRゲームの世界に転移という導入です。

物語の開始時点で転移から3年経過していて、転移先の世界で普通(というと微妙ですが)に生活していると言う点は珍しいと思いますので、一応日常系かなと。

ただ、主人公は高レベルプレイヤーということで、このあたりはお約束ですね。

自分で「神をも殺せる>」といっているあたりで中2感が強いですが、全体的にはそこまで中2感は強くない気もします。

冒頭で異世界に着た理由や使命はわからないと語られており、タイトルもフリーライフということで、日常生活ものとして期待できそうです。

が、既に冒頭で影のヒーローよろしく行動しており、日常とはいいがたいといいますかやっぱりそっちかという感じです。

絵柄

デッサン崩れもあまりなく、基本的にしっかりとした絵だと思います。

対して顔の描写が薄いというか、微妙な気はします。

線が少ないからだめということではなく、他の作品では息抜き的に描かれるほわっとした感じの顔がメインの描き方になっている感じで、そこが原因かもしれません。

背景も簡略化の具合がよくないようで、描いているのに単調にみえるなどこなれてない感が強いです。

パートナー的なユミエルというキャラクターのみど的確な描写をしているように見えるので、作者のお気に入りなのかもしれません。

『フリーライフ ~異世界何でも屋奮闘記~』のKindle予約情報

なし。1巻が2018/4/26に発売されました。

『フリーライフ ~異世界何でも屋奮闘記~』のKindle新刊既刊情報

最新巻1巻
発売日2018/4/26
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公爵令嬢の嗜み

ゲームの世界に転生というのは他にもありますが、対象が乙女ゲームでチート能力なし(現代の知識を持っている時点でチートですが)という珍しい設定です。

乙女ゲーの世界なので美男子や美中年が多く出てきますが、男性でも十分に楽しめる作品です。

理由としては、各キャラクターの背景や正確付けがしっかりしており、ハーレム系の「主人公を中心に全てが回っている人達」では無い点が挙げられるかもしれません。

もちろん乙女ゲー的な振る舞いをみる場面が多いのですし、敵役の「嫌な女」もでてくるので、その辺りが気になる場合もあるかとは思いますが、全体的に見れば些細な部分に思えます。

テーマ的には領地経営なので内政系です。

主人公が既にそれなりにレベルの家柄であり領地も簡単に手に入る状態のため、既にある領地の発展を図るという感じです。

平行して王族貴族の宮廷内闘争や派閥闘争の影響を受けるという部分もあり、定番な安定感もあります。

絵柄

線が細めで人物の造形も少女漫画よりですが、背景に花が飛んだりなどはあまりない印象で、男性にも読みやすいです。

むしろ背景はしっかりとしているので、世界観の構築に腐心されているように見えます。

男性漫画にありがちな縦にも目が大きいタイプではなく、横に長い、いわゆる「切れ長の瞳」のキャラクターが多く登場します。

それだけに物憂げな表情が映えますし、年齢も高めに見えやすいので、ロリ系の絵柄から遠ざかりたい人にもお勧めできます。

『公爵令嬢の嗜み』のKindle予約情報

5巻が2018/11/2に発売されました。

『公爵令嬢の嗜み』のKindle新刊既刊情報

最新巻5巻
発売日2018/11/2
次巻6巻
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ザ・ニュー・ゲート

ゲームに取り込まれるという異世界ものですが、そのゲームからの開放が物語の始まりになるという少し変わった展開をみせる作品です。

主人公のシンは物語がはじまる前、つまりゲームからの脱出前に鍛えているという設定があるため、ゲーム世界の住人とのレベル差の説明は一応ついていて筋は通っています。

努力の結果手に入れた(ような描写が少ないので単なるチートに見えやすいですが)点は、主人公のテンプレ感を軽減していて読みやすいと感じました。

ゲームクリアから500年が経過した世界を歩くという感じですが、その状況を活かしているのがかつての仲間との再開です。

500年をただの数字ではなく積み上げた年月として想像できれば、再開のシーンには胸に迫るものがあるはずです。

絵柄

モンスターやおじさんを見ると絵柄が少し古めの感じはしますが、女性などはしっかりと「美人」に見えます。

今時とか今時でないとかではなく、見て「美人だ」とすんなり感じられる絵です。

ギャグパートのデフォルメもあるため緩急も付いていますし、飽きのこない構成だと感じました。

漫画担当の三輪ヨシユキ さんは「終極エンゲージ」の作者さんでもあります。

主人公は本来は生産職で店をやっていて、その店がホームとして描かれています。

ただ単に冒険して回るということではない要素であり、「家の中の団らん」的な柔らかいエピソードも出てくるので、その点でもう起伏のある展開が楽しめます。

店で剣を作るシーンもあるなど生産職っぽい描写もありますが、前提としてスキルの使用があるため過程があやふやや簡略化して描かれているため、あまり生産職の作業という印象は持てませんでした。

「自分で伝説級の武器を作れる」というのは明らかにチートですが、これに関しては一応ゲーム時代のシステム範囲内のことなので筋は通っているかと思います。

『ザ・ニュー・ゲート』のKindle予約情報

なし。最新5巻は2018年3月16日に出版されました。

『ザ・ニュー・ゲート』のKindle新刊既刊情報

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発売日2018/3/16
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