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異世界おもてなしご飯

乙女ゲー的な雰囲気のあるグルメ系の異世界ものです。

異世界に転移させられた2人姉妹のうち、聖女(勇者的な立ち位置)として呼び出された妹でなく巻き込まれた姉が主役です。

他の異世界ものと大きな違いとして、この姉妹の関係を活かした点が挙げられます。

ほとんど描写がありませんが、召喚した側の要望を叶えるべく妹が行動しているため、妹単体で召喚の本来の目的は果たせています。

結果として、姉は妹がお勤めを果たしている前提のため修行や戦場に出されることもなく、ご飯つくり専念できるという下地が作れています。

料理を作り、その料理で他者との関係を成り立たせる姉の柔らかな物語が楽しめます。

なお、家ごと城の敷地内に転移しているため、中世風の城と日本家屋が並んでいる状態です。

たまに市場に出かけたりしますが、基本的には日本家屋内で料理をしているシーンが多いため異世界感はお付きの異世界人ぐらいしかおらず、その点も他とは違う作品です。

『異世界おもてなしご飯』の特徴

  • のんびり料理漫画
  • 異世界なのに日本家屋内のシーンが多い
  • 乙女ゲー(女性主人公に対して多くの男性キャラクター)
  • 姉も妹もやや共依存関係

『異世界おもてなしご飯』の絵柄

少女漫画の印象を多少感じるハイレベルな絵です。

漫画家というよりはイラストレーター系の繊細な絵であり、テーマや登場人物にあった絵柄だと思います。

料理漫画ということもあり食材や料理の絵が頻出しますが、どれもちゃんと描けています。

表情も可愛らしく魅力的です。

背景もしっかり描いており、人物含めてしっかりとした絵で安心できる作品です、

『異世界おもてなしご飯』の見所

「姉」が見所です。

ストーリ上、本来求められているのは妹であるため、オマケ的な姉がどう異世界で過ごすのかというのが見所になると思います。

役割を与えられるわけでもなく日々を過ごす状況でどういう生活を送るのか?

その営みの結果どうなるのか?

世界を救う戦いの行方のような大層ものではなく、そういう状況に放り込まれた人物のそれほど波風もたたない生き方を追うのも良いものです。

『異世界おもてなしご飯』のKindle予約情報

なし。紙媒体は2巻が2018/10/4に発売されました。

『異世界おもてなしご飯』のKindle新刊既刊情報

最新巻2巻
発売日2018/10/4
次巻3巻
発売日情報なし
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乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…

同名の小説のコミカライズですが、コミックの作者と小説の挿絵を書いている方が同じなので、表紙ではコミックなのか小説なのかぱっと見み気付きづらく、購入時には注意してください。

ゲーム世界に転生ものですが、主役は女性(TSではなく女性が女性のキャラクターに転生します)で転生先は乙女ゲームです。

乙女ゲームといえば女性向けですが、内容も絵柄も、男性読者であっても充分に楽しめる作品です。

転生先の登場人物はゲーム内での敵役でこの設定自体は他作品でも見られますが、8才になった時点の怪我で突然「私は転生した」と覚醒するのがちょっと変わっています。

前世ではそれなりに活発が17才の女子高生だったようで、覚醒後はお転婆な性格と行動を示すようになります。

1巻ほぼまるごと幼少期にあてていて、舞台の説明を行うと共に、今後の展開に備えつつキャラクターの掘り下げもこなすという質の高い構成に思えます。

単にコミックとしても幼少期の話は面白く、「破天荒な貴族の子供が周囲に好影響を与える」という1つの物語として成り立っていて読み応えもあります。

女性はもちろん男性にもお勧めできる作品です。

絵柄

さすがに挿絵を既に描いている方なので、キャラクターの統一感が崩れることなく自由に動かしている感じがします。

女性向けコミックは主線が細いことが多いですが、この作品は男性向けの線に近く男性が見ても違和感はあまりないはずです。

コメディっぽい場面でのデフォルメもよいのですが、おなじ場面にツッコミ役的なメイドが描かれている構成がとても良いと思います。

このメイドはデフォルメされていない場合が多く、「他の人が見たらこう思うだろう」という客観的な視線を与えており、主役のコミカルさに引っ張られすぎない適度な距離感を保つ重要な要素ではないでしょうか。

絵柄や画面構成共に安心して見られます。

脳内会議と飛び抜けない才能

主役が脳内会議を行う作品はありますが、この作品も脳内会議が行われます。

ただし頻繁にではなく、重要な方針決定時など限定的な演出なのでクドくなく丁度良い塩梅です。

転生もといえばチート能力ですが、この作品の主役にはチート能力がありません。

一応設定的には希少価値のある魔法の才能はありますが、作中で「土ぼっこ」と呼ばれる「少し地面を盛り上げるだけの土魔法」しかつかえず、しかも努力しても「土ぼっこ」の高さが変わる程度の代物で、チート能力とはまったく違います。

この努力も方向がちがったようで、最終的に「趣味は土いじり(農業)」という形に落ち着いてしまします。

かといって前世の知識を活かして変革や産業革命を、という場面もありません。

転生先のゲーム世界の知識を持っていると言う点では十分なチートではあるのですが、作品を読むとこの知識の恩恵はほどんどん崩れていくためこれままたチートとはいい難く。

主役の設定自体にも魅力のある作品です。

『乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…』のKindle予約情報

2巻が2018/10/25に発売されました。

『乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…』のKindle新刊既刊情報

最新巻2巻
発売日2018/10/25
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公爵令嬢の嗜み

ゲームの世界に転生というのは他にもありますが、対象が乙女ゲームでチート能力なし(現代の知識を持っている時点でチートですが)という珍しい設定です。

乙女ゲーの世界なので美男子や美中年が多く出てきますが、男性でも十分に楽しめる作品です。

理由としては、各キャラクターの背景や正確付けがしっかりしており、ハーレム系の「主人公を中心に全てが回っている人達」では無い点が挙げられるかもしれません。

もちろん乙女ゲー的な振る舞いをみる場面が多いのですし、敵役の「嫌な女」もでてくるので、その辺りが気になる場合もあるかとは思いますが、全体的に見れば些細な部分に思えます。

テーマ的には領地経営なので内政系です。

主人公が既にそれなりにレベルの家柄であり領地も簡単に手に入る状態のため、既にある領地の発展を図るという感じです。

平行して王族貴族の宮廷内闘争や派閥闘争の影響を受けるという部分もあり、定番な安定感もあります。

絵柄

線が細めで人物の造形も少女漫画よりですが、背景に花が飛んだりなどはあまりない印象で、男性にも読みやすいです。

むしろ背景はしっかりとしているので、世界観の構築に腐心されているように見えます。

男性漫画にありがちな縦にも目が大きいタイプではなく、横に長い、いわゆる「切れ長の瞳」のキャラクターが多く登場します。

それだけに物憂げな表情が映えますし、年齢も高めに見えやすいので、ロリ系の絵柄から遠ざかりたい人にもお勧めできます。

『公爵令嬢の嗜み』のKindle予約情報

5巻が2018/11/2に発売されました。

『公爵令嬢の嗜み』のKindle新刊既刊情報

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