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最果てのパラディン

ファンタジー世界の転生ものではありますが、全体を支配する雰囲気が独特な作品です。

タイトルの印象もあると思いますが、全体的に落ち着いていて「黄昏の時代」のようなことが浮かぶほどです。

登場人物は絞られていますが、読者にも明かされない背景をもったままのため具体的な掘り下げがスロ―ペースです。
しかしながらその状態で展開される日常の場面が静かに積み重なっていて、後にくるであろうカタルシスのための準備に思えてきます。

それを感じてしまうと、日常の場面の一つ一つが大切な思い出の一場面にも感じられ、結果として独特の世界観を作っているのでしょう。

派手さはそれほどないですが(派手な演出もありますがそれすら全体の雰囲気にのまれている印象です)、作品の全体像自体が持つ影響力が強い珍しい作品です。

異世界転生ものでハーレムやら無双やらに飽食気味の方には特におすすめできそうです。

『最果てのパラディン』の特徴

  • 少ない登場人物
  • 静かな日常と思い出
  • 当初は明かされない背景

『最果てのパラディン』の絵柄

デッサンが狂うこともなく安定してこうレベルの絵です。

表紙自体がイラストとして完成されていますが、中身も相応の絵だと思って間違いありません。

アクションがだめということではないのですが、作品の影響か静かな場面の絵が特に良く雰囲気を十分に味わえるでしょう。

『最果てのパラディン』の見所

見所はやはり「世界」でしょう。

彼らがどこで、どういう背景を持ち、何を考え、どのように行動しているのか?ということが作品世界をしっかりと形作っています。

それらが絵やセリフから存分に感じられ、作品に引き込まれるほどに読者側がいろいろと想像してしまうことになります。

結果として描かれている以上の物語を読むことができるため、どれか1つの要素いうよりは、作品世界そのものが見所と言えます。

『最果てのパラディン』のKindle予約情報

2巻が2018/10/25に発売されました。

『最果てのパラディン』のKindle新刊既刊情報

最新巻2巻
発売日2018/10/25
次巻3巻
発売日情報なし
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黒の召喚士

異世界のチートものですが、画力と話の構成が上手く、軽目で楽しめる作品です。

自分にマイナスの設定を課すことで過剰なチートを得るというタイプですが、そのマイナスに「記憶」を選んだため、転移ものであるにかかわらず転移前の状態がないも同然になっている点が特徴です。
見方をかえれば、異世界転移ではなく単に異様に強い現地人の物語ともとれてしまいます。

チート能力の他に転移を行った女神を仲間にしているなどお約束的な部分が目に付くこともありますが、初期においては適度な突っ込み役と程度の存在なのでまだ良いように思います。

タイトルにある通り「召喚士」なのでモンスターを手駒に加えていき、そこがやはり面白さの1つだと思います。主人公以外が活躍する場面が見られますので。

ただし召喚というより従属という感じで、某ボールを投げて対象を捕まえるゲームのような仕組みに思え、「別の世界から何かを呼び出して用いる」というのを想像すると違和感があるかもしれません。

基本的に戦闘メインらしく、そのあたりの割り切りが読みやすさに繋がっていると思います。
話が進むに連れて妙に戦闘狂(バトルジャンキー)と強調する場面が多く、キャラクターの特徴付けのためとはいえ何度も繰り返されると辟易する部分もあります。

具体的な描写はほぼないものの2巻にてセックスシーンがでてきます。
鈍感主人公ではないので流れ的に違和感もすくなく嫌な感じは受けませんが、そこまでの必要性も感じませんでした。

「黒の」と付くあたりに中2感が強いですが、その点はあまり気にせず気楽に読めて楽しめる作品だと思います。

『黒の召喚士』の特徴

  • 転移物なのに転移前の記憶がない主人公
  • モンスターを引き連れての活躍
  • 勢いのある戦闘シーン
  • 敵対者は必要に応じて命を奪い、後悔などはなし
  • 転移を行う女神も共に行動

『黒の召喚士』の絵柄

絵柄に特徴もありつつデッサンに狂いもなく、アングルの変化にもきっちり対応していて上手い絵です。

簡略化が強いですが手抜きにはみえませんし、むしろ背景やアクションシーンの効果描写を加味すると丁度良い人物表現に思えます。
頑張りすぎてごちゃごちゃしてしまい見づらくなった作品はわりと多くありますので。

対して質感の描写は少し微妙です。
医師や布や金属等の表現が弱くみえ、それらの存在感が薄く感じます。

とはいえ問題に思える程ではなく、充分に商業レベルだと思いますので安心して購入できます。

『黒の召喚士』の見所

「モンスター」が見所です。

せっかくの召喚ものなので、やはりモンスターの成長や関係性の変化などが見所でしょう。

戦闘メインなだけあって強者対主人公というだけではなくなるため場面に起伏も生じますし、この起伏が作品を飽きさせない要素になりえます。

残念なのは無数のモンスターを引き連れるようなものではなく、強い固体の少数精鋭になりそうな点でしょうか。

いろいろなモンスターが見られるという楽しみはあまり期待できないかもしれません。

『黒の召喚士』のKindle予約情報

2巻が2018/11/25に発売されました。

『黒の召喚士』のKindle新刊既刊情報

最新巻2巻
発売日2018/11/25
次巻3巻
発売日情報なし
巻別ページ
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復讐を誓った白猫は竜王の膝の上で惰眠をむさぼる

異世界転移もので、女性が主人公の物語です。

少女漫画に分類されるようで、登場人物もその関係性も少女漫画よりです。

具体的には以下のような感じです。

  • 疎外される主人公
  • 主人公の疎外の原因となる女友達
  • 女友達を過度に慕う取り巻き

ただ、この関係性にはちゃんと理由があるようで、単にそれぞれの性格や過去の行き違いなどが原因ではなさそうです。

亜人も住む世界に転移させられたので人間以外もすんでいますが基本は人型で、タイトルの竜王も人型です(竜と人のどちらが本来の姿なのか分かりませんが)。

そのため姿形が異形のものとの恋という物語ではありません。

チート的なものとして「精霊に特別に愛されている」「魔力の質と量が優れている」というものがありますが、どうやら転移前からのようなので、その点は他の作品と違います。

タイトルに「復讐」とありますが、本質的にはそれほど暗い話ではなく、主人公の性格や行動のおかげで明るいめとさえ言えるお話です。

『復讐を誓った白猫は竜王の膝の上で惰眠をむさぼる』の特徴

  • 女性が主人公
  • 複数人が同時に転移
  • 精霊が重要な世界
  • 精霊と亜人と人間

『復讐を誓った白猫は竜王の膝の上で惰眠をむさぼる』の絵柄

まとまっていて安定感があり高レベルな絵です。

少女漫画よりですが輪郭線が薄くなく、男性にも魅力的に見えるはずです。

主人公を始め女性キャラクターは可愛く、老年男性などもしっかりとした絵で描かれていて、年齢や性別問わず描けるのだとわかります。

この絵を古いと感じる人もいるようですが、個人的には古さではなく「確かな実力のあるベテランの絵」だと感じました。

『復讐を誓った白猫は竜王の膝の上で惰眠をむさぼる』の見所

「主人公」が見所です。

主人公の造形や性格や行動が魅力的で、見ていて飽きません。

単に受け身だったり流されるままだったりということではなく、どちらかと言えばやや突っ走るタイプのアクティブなキャラクターです。

ただ、このタイプにありがちな「どう考えても問題になりそうなことを気軽にやらかす」というトラブルメーカータイプではなく、根本的にはちゃんと周りを見て考えられる(ちょっとおもったことを口に出し過ぎですが)常識的な人物という点が魅力を増しているように思います。

余談ですが、時の精霊というキャラクターもとても魅力的です。

『復讐を誓った白猫は竜王の膝の上で惰眠をむさぼる』のKindle予約情報

1巻が2018/4/5に発売されました。

『復讐を誓った白猫は竜王の膝の上で惰眠をむさぼる』のKindle新刊既刊情報

最新巻1巻
発売日2018/4/5
次巻2巻
発売日情報なし
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ブサメンガチファイター

異世界ものの中でも、少し軸をずらして独自性を出した作品です。

タイトルに偽りなしといいますか、不細工な顔を不細工に見えるように描いています。

当たり前に思えるかもしれませんが、「不細工な設定なのに美男子(美女)」というのがよくあるパターンなので、その意味ではちゃんとした絵です。

他にも違いとして以下の点が挙げられます。

  • 異世界に行く方法がネット掲示板に書かれている
  • マイナスの設定を付けることで能力値に割り振るポイントを大幅に獲得し、これがチートの裏付けになる
  • 異世界に来る前も不細工(明確な描写は避けられている)
  • 異世界から戻る方法があり、実際に戻って来た人もいる模様

特に3点目が珍しく、変える方法を探すというよくある目的が成立しません。

戻るためにはかなりにリスクを負う必要があるため簡単に戻れるということではありませんが、手段が用意されていることが明示されているのは珍しく、実際に戻った人間の存在も珍しい要素です。

異世界では同様にして転移してきた人物にも出会いますし、異世界という設定自体をあえて軽く描いているのかもしれません。

なお特定のゲームの世界と明示されていませんが、ステータス画面が開くなどがあるため恐らくゲーム世界ということになると思います。

基本的にコメディ方向で気楽に読める作品で、重くない作品を探しているならおすすめです。

主人公の心の声によるツッコミなどに共感を感じられますし、主人公の性格や振る舞いなどで拒否反応がでることはまずないでしょう。

『ブサメンガチファイター』の特徴

  • マイナスの設定がチートの根拠
  • 不細工な男の異世界での物語
  • チートではあるものの、常識をもって自然に力を抑えて行動している主人公

『ブサメンガチファイター』の絵柄

巻末のラフ等をみるとしっかりとした絵が描ける方というのはわかるのですが、作中ではポーズが堅く、やや未熟な印象です。

特に女性の絵が堅い印象で、絵だけでは可愛らしさをあまり感じませんでした。

対して状況の見せ方は整っていて、絵柄に左右されずにどういう場面でキャラクターはどういう心境なのかがわかるように描かれています。

主人公に関しては特徴をうまく描いていて良いと感じたので、2巻3巻と進む毎にこなれてくるのではと思います。

『ブサメンガチファイター』の見所

「不細工な主人公」が見所です。

不細工を不細工に描いているので、この点を活かした物語が展開されるのではと期待しています。

ただ、冒頭では同時にでてくるキャラクターがいい人のため主人公の不細工さに起因する問題がほぼなく(あっても軽度)、不細工であることが活かせていないように思えるので、今後の展開に期待したいです。

『ブサメンガチファイター』のKindle予約情報

2巻が2018/10/25に発売されました。

『ブサメンガチファイター』のKindle新刊既刊情報

最新巻2巻
発売日2018/10/25)
次巻3巻
発売日情報なし
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科学的に存在しうるクリーチャー娘の観察日誌

異世界転移ものですが、アラクネやハーピーなどの空想の生物に対して科学的な考証をしている点が他とは違う作品です。魔法はないようです。

クリエイターの中にはモンスターやアニメのキャラクターの骨格を作る人もいますが、この作品では骨格ではなく生物学的な面で習性なども含めた検討が行われています(筆者は生物学にくわしくないので内容の正確性はわかりかねますが)。

ただもう1つ大きな特徴がありまして、主人公が「クリーチャー娘のハーレムを作る!」と公言しており、実際に毎回セックスシーンが描かれる点です。

相手は空想上の女性というか雌というかそういうものなので、容姿や年齢などに制限がないも同然で結構危ないラインのキャラクターのシーンもあります。

一応行為の度にそれっぽい考察は入りますが、ストレート過ぎるぐらいにストレートで、この部分が好きか嫌いかが全てでしょう。

なお、現代の技術を伝えるという側面もありますがファンタジー世界の技術自体も踏まえられているため、知識や技術があれば何でもできるという展開ではありません。

そういった点では異世界という世界そのものをテーマにしたスケールが大きめの話ではあります。

『科学的に存在しうるクリーチャー娘の観察日誌』の特徴

  • モンスターとのセックス
  • 空想上の生物の生物学や民族額的な考察
  • 現代の技術を異世界で適用
  • ハーレム

『科学的に存在しうるクリーチャー娘の観察日誌』の絵柄

既にいくつかシリーズを刊行している方なので全体的に安定しています。

背景が重いというか硬質で、植物や地面等の自然な柔らかさは苦手なのかもしれません。

キャラクターは独特で、絵柄的にはロリ系ですが目が小さめなのが特徴です。

この作品のテーマ的に動物や昆虫など人間外の部位が多く出て来ますが、そちらの描写は一貫性が強くブレがなく知識による裏付けを感じます。

昆虫やは虫類などが苦手な方にはあまりお勧めできません。結構生々しいので。

『科学的に存在しうるクリーチャー娘の観察日誌』の見所

「クリーチャー娘」が見所です。

娘といっても種族全体ということではありますが。

良くも悪くもクリーチャー娘を描くことに注力していて、そこが気に入るかどうかは大きな分かれ目です。

『科学的に存在しうるクリーチャー娘の観察日誌』のKindle予約情報

3巻が2018/11/20に発売されました。

『科学的に存在しうるクリーチャー娘の観察日誌』のKindle新刊既刊情報

最新巻3巻
発売日2018/11/20
次巻4巻
発売日
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蛍火の灯る頃に

竜騎士07さんが原作で「頃に」のシリーズです。

日本にある山間部の寒村が舞台で、祖母の葬式のために3組の親子と親類が集まるところからはじまります。

異界が現世を浸食するタイプの怪異におそわれ、その状況下でのサバイバルが主軸であり、食料や水などのライフラインの心配も描かれています。

親が先に全滅して子供が残るというのはよくある展開ですが、親としてある程度適切な判断と行動を行う点は親の人格を表現できているといえるので良い点かと思います。

生き残りの子供はニートだったり血のつながりが怪しい人物がいたりと、この辺りもお約束的な部分が多く、めたらしさはなくともキャラクターの把握が容易で話に集中しやすい作りです。

主人公達に特殊な能力はなく知識やカンで生き延びますが、過去の祖母との会話や風習などにヒントが隠されており、日本のオカルト伝記ものの良さが入っています。

なお、鷹野などクロスオーバー的な人物もキーパーソンとしてでてきます。

『蛍火の灯る頃に』の特徴

  • 竜騎士07さんの作品で「頃に」シリーズ
  • 日本の寒村を舞台にしたオカルト伝奇もの
  • 生き残りをかけたサバイバル
  • 過去の風習や逸話に隠されたヒントや真実
  • グロや異形
  • 地獄の世界と住人

『蛍火の灯る頃に』の絵柄

頭部と手足の先がやや大きめで、目や鼻などの顔のパーツが印象的な絵柄です。

顔や手足の先は人間の神経があつまっていて、知覚という意味でも感情の表現という意味でも重要な部分であり、そこが強調されたキャラクターデザインとホラーの相性は良いと思います。

異界、それも日本独特というのという表現は難しいですが、作画担当の小池ノクトさんは非常に雰囲気良く描いています。

『蛍火の灯る頃に』の見所

「日本らしい異界」が見所です。

異界というと西洋的といいますかヨーロッパのファンタジーな印象が強いですが、この作品では日本の異界にこだわっており、どのようにそれを表現しているかが見所です。

山間部の村という設定のため、日本を舞台にした日本のホラーの中でも昭和の古めのホラー映画のような「日常の面影が明確に残る異界」を楽しむ事ができるでしょう。

『蛍火の灯る頃に』のKindle予約情報

完結のためなし。

『蛍火の灯る頃に』のKindle新刊既刊情報

最新巻4巻
発売日2018/4/12
次巻完結
発売日-
まとめ買いページ
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異世界おもてなしご飯

乙女ゲー的な雰囲気のあるグルメ系の異世界ものです。

異世界に転移させられた2人姉妹のうち、聖女(勇者的な立ち位置)として呼び出された妹でなく巻き込まれた姉が主役です。

他の異世界ものと大きな違いとして、この姉妹の関係を活かした点が挙げられます。

ほとんど描写がありませんが、召喚した側の要望を叶えるべく妹が行動しているため、妹単体で召喚の本来の目的は果たせています。

結果として、姉は妹がお勤めを果たしている前提のため修行や戦場に出されることもなく、ご飯つくり専念できるという下地が作れています。

料理を作り、その料理で他者との関係を成り立たせる姉の柔らかな物語が楽しめます。

なお、家ごと城の敷地内に転移しているため、中世風の城と日本家屋が並んでいる状態です。

たまに市場に出かけたりしますが、基本的には日本家屋内で料理をしているシーンが多いため異世界感はお付きの異世界人ぐらいしかおらず、その点も他とは違う作品です。

『異世界おもてなしご飯』の特徴

  • のんびり料理漫画
  • 異世界なのに日本家屋内のシーンが多い
  • 乙女ゲー(女性主人公に対して多くの男性キャラクター)
  • 姉も妹もやや共依存関係

『異世界おもてなしご飯』の絵柄

少女漫画の印象を多少感じるハイレベルな絵です。

漫画家というよりはイラストレーター系の繊細な絵であり、テーマや登場人物にあった絵柄だと思います。

料理漫画ということもあり食材や料理の絵が頻出しますが、どれもちゃんと描けています。

表情も可愛らしく魅力的です。

背景もしっかり描いており、人物含めてしっかりとした絵で安心できる作品です、

『異世界おもてなしご飯』の見所

「姉」が見所です。

ストーリ上、本来求められているのは妹であるため、オマケ的な姉がどう異世界で過ごすのかというのが見所になると思います。

役割を与えられるわけでもなく日々を過ごす状況でどういう生活を送るのか?

その営みの結果どうなるのか?

世界を救う戦いの行方のような大層ものではなく、そういう状況に放り込まれた人物のそれほど波風もたたない生き方を追うのも良いものです。

『異世界おもてなしご飯』のKindle予約情報

なし。紙媒体は2巻が2018/10/4に発売されました。

『異世界おもてなしご飯』のKindle新刊既刊情報

最新巻2巻
発売日2018/10/4
次巻3巻
発売日情報なし
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シロクマ転生 森の守護神になったぞ伝説

異世界転生ものもいろいろ出ていますが、この作品はシロクマに転生です。

シロクマといえば寒冷地なのですが、単に「白い毛皮のクマ」という感じで舞台は温暖な森の中の模様です。

人語を話す2m以上のクマが主役(享年28才)のため、チート的な能力はありそうですがなによりもまず体格と筋力的に人間以上であり、物理的に敵なしという感じです。

獣人(ウェアウルフ)の姉妹を助けたことで共に暮らすようになるため、獣人の女の子を愛でる物語でもあります。

お決まりの獣人差別や奴隷的なものあるので、そういった基本は抑えつつ主役が少し変わったものをという方向けの作品です。

『シロクマ転生 森の守護神になったぞ伝説』の特徴

  • 動物に転生
  • 獣人の少女
  • 虐げられた獣人
  • 森での生活

『シロクマ転生 森の守護神になったぞ伝説』の絵柄

シンプルな線で分かりやすい絵といえます。

主役が人間ではなくクマなので骨格などが気になる部分はありますが、デッサン崩れと呼ぶ程のおかしさはありません。

動物自体の描写は上手く、しっかりとした技術を感じます。

同様に森ということで背景には気やら草やらが多く出て来ますが、疎密をうまくつかっている印象で問題は感じませんでした。

獣人の少女など女性は可愛らしく描けていますが、モブの男性(ヤラレ役のひげ面中年男性等)の描写が案外良く、キャラクターは全体的に良い感じに見えます。

特筆すべき絵柄ではありませんが、安心して見られる絵だと思います。

『シロクマ転生 森の守護神になったぞ伝説』の見所

「主役がシロクマ」が見所です。

他の転生ものの差別化としてストレートに「主役を人でもモンスターでもなくクマにする(ただのクマということではありませんが)」という方法で解決を図っており、逆に言えばそこが全てです。

人間でない故のメリットデメリットを活かすか殺すかで評価は変わるでしょう。

『シロクマ転生 森の守護神になったぞ伝説』のKindle予約情報

2巻が2018/7/23に発売されました。

『シロクマ転生 森の守護神になったぞ伝説』のKindle新刊既刊情報

最新巻2巻
発売日2018/7/23
次巻3巻
発売日情報なし
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乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…

同名の小説のコミカライズですが、コミックの作者と小説の挿絵を書いている方が同じなので、表紙ではコミックなのか小説なのかぱっと見み気付きづらく、購入時には注意してください。

ゲーム世界に転生ものですが、主役は女性(TSではなく女性が女性のキャラクターに転生します)で転生先は乙女ゲームです。

乙女ゲームといえば女性向けですが、内容も絵柄も、男性読者であっても充分に楽しめる作品です。

転生先の登場人物はゲーム内での敵役でこの設定自体は他作品でも見られますが、8才になった時点の怪我で突然「私は転生した」と覚醒するのがちょっと変わっています。

前世ではそれなりに活発が17才の女子高生だったようで、覚醒後はお転婆な性格と行動を示すようになります。

1巻ほぼまるごと幼少期にあてていて、舞台の説明を行うと共に、今後の展開に備えつつキャラクターの掘り下げもこなすという質の高い構成に思えます。

単にコミックとしても幼少期の話は面白く、「破天荒な貴族の子供が周囲に好影響を与える」という1つの物語として成り立っていて読み応えもあります。

女性はもちろん男性にもお勧めできる作品です。

絵柄

さすがに挿絵を既に描いている方なので、キャラクターの統一感が崩れることなく自由に動かしている感じがします。

女性向けコミックは主線が細いことが多いですが、この作品は男性向けの線に近く男性が見ても違和感はあまりないはずです。

コメディっぽい場面でのデフォルメもよいのですが、おなじ場面にツッコミ役的なメイドが描かれている構成がとても良いと思います。

このメイドはデフォルメされていない場合が多く、「他の人が見たらこう思うだろう」という客観的な視線を与えており、主役のコミカルさに引っ張られすぎない適度な距離感を保つ重要な要素ではないでしょうか。

絵柄や画面構成共に安心して見られます。

脳内会議と飛び抜けない才能

主役が脳内会議を行う作品はありますが、この作品も脳内会議が行われます。

ただし頻繁にではなく、重要な方針決定時など限定的な演出なのでクドくなく丁度良い塩梅です。

転生もといえばチート能力ですが、この作品の主役にはチート能力がありません。

一応設定的には希少価値のある魔法の才能はありますが、作中で「土ぼっこ」と呼ばれる「少し地面を盛り上げるだけの土魔法」しかつかえず、しかも努力しても「土ぼっこ」の高さが変わる程度の代物で、チート能力とはまったく違います。

この努力も方向がちがったようで、最終的に「趣味は土いじり(農業)」という形に落ち着いてしまします。

かといって前世の知識を活かして変革や産業革命を、という場面もありません。

転生先のゲーム世界の知識を持っていると言う点では十分なチートではあるのですが、作品を読むとこの知識の恩恵はほどんどん崩れていくためこれままたチートとはいい難く。

主役の設定自体にも魅力のある作品です。

『乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…』のKindle予約情報

2巻が2018/10/25に発売されました。

『乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…』のKindle新刊既刊情報

最新巻2巻
発売日2018/10/25
次巻3巻
発売日情報なし
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野生のラスボスが現れた!-黒翼の覇王-

異世界もので、ゲームの世界が舞台で時間経過がありの設定です。

基本的にはよくあるパターンですが、一点違うのは主人公の性別が変わる点。

ゲームのアバターは女性で、プレイヤーは男性という状況での転移のためです。年齢や種族が変わる作品は多いですが、性別が変わるタイプはあまりないように思います(物などの無機物に転生するのはありますが)。

筆者はこの点が合いませんでした…。

話の内容としては、あるゲーム内で有名なキャラクタクーを操るプレイヤーが転移という感じで特に目新しいものは感じません。

転移後は元のキャラクター自体が成長しきっていたので、強いといってもチートとはすこし違うかもしれません。

異世界ものでTSものという珍しいジャンともいえるので、そういった方向に興味がある方にお勧めできます。

なお、設定以外も異世界ものの中では充分なレベルではあるので、TSの好みは無視して読むこともおすすめです。

絵柄

少し古い感じはしますが、レベルは高いと思います。

特に女性キャラクターはポーズなどを含めて可愛らしさや美しさなどを表現しようとしているように見えます。

アクションはやや動いてみる感じですが、止め絵としては迫力があってよいと思います。

少し気になるのはモブを含めた男性の顔で、バランスが悪いというかちょっと違和感が付き纏います。

全体的には良い絵だと思います。

性転換もの(TS)

性転換(TS=transsexual)というジャンルの基礎は、マイナーながらも古くからあります。

「男女の心が入れ替わる」と書くと思い当たる作品は多いのではないでしょうか?

TSは「心はそのままで体が男女入れ替わる」形なので実際には少し違うのですが、筆者はどちらもあまり好きではないのでダメでした。

PBM

この作品の冒頭、実はPBM(Pal By Mail)という形式のゲームと同様のシステムの紹介があります。

PBMは郵便を使って行うTRPGで、マスターに参加者が行動指針を送り、マスターが様々な判定やシナリオとの絡みを考えていくつかの短編小説に仕げて返送するというものです。

一時期PBEM(Play By E-MAIL)というEMailを使った形式に移行しましたが、すぐに廃れてしまいました。

PBMを知っている方は、一巻冒頭で懐かしい気持ちになると思います。

『野生のラスボスが現れた!-黒翼の覇王- 』のKindle予約情報

3巻が2018/9/12に発売されました。

『野生のラスボスが現れた!-黒翼の覇王- 』のKindle新刊既刊情報

最新巻3巻
発売日2018/9/12
次巻4巻
発売日情報なし
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無職転生 ~異世界行ったら本気だす~

異世界もののなかでも初期のものかと思いますが、色々と詰め込みつつもまとまっている作品です。

主人公は転生であり、赤ん坊の状態からスタートします。
そのため異世界ので人間関係を子供が成長する期間で構築していくため、関係性に厚みがでてきます。

勇者召喚的なものではないですが、神らしき人物からの接触が切っ掛けで物語が展開していく場面もあり、なんらかの使命を帯びているのだとは思います。

特筆すべきなのは、転生前の主人公の姿がそれなりの頻度で登場する点です。

転生後は美男子ですが、転生前はいわゆる「キモオタデブメガネ」という形でギャップが激しく、転生前の姿が登場することで以前の人生があった事実を再認識させれて、物語との距離感が微妙に保たれている気がします。

他の作品では転生前の姿はぼんやりだったり特徴のない描き方をしていますが、それは転生前の印象を薄くして「転生後の主人公のイメージを崩さない」ためで、無職転生の描き方とは違います。

物語は魔法の才能と知性に長けた主人公が動き回る話になりますが、単調ではなく結構な起伏があります。
その起伏は主人公だけではなく他の登場人物にも影響していて、シリアスなシーンの必要性にも通じています。

異世界ものは「明るいだけの物語」「暗いだけの物語」と極端なものが多い印象ですが、無職転生は明るい場面も暗い場面もあり作品として非常にまともな作りです。

異世界転生ものに興味があるならば一度読んでみて損はないと思います。

絵柄

非常に上手いです。

1コマの書き込み量が相当で、他の異世界ものとは一線を画しています。

人物は髪や瞳の描写が繊細で、表情の作り方も感情が伝わるように描かれています。

難しいアングルでもデッサンが崩れる事はあまりなく、人物を魅力的にみせるための描き方も抜群です。

水や木々等の自然描写もしっかりしていて、迫力のある嵐のシーンも再現できるほどです。

キャラクターデザイン的には古さをそれほど感じませんが、それはおそらく服装や髪型よりも人物自体が魅力的に描かれているからでしょう。

エロ方向の描写

エロ方向の描写は割とあります。

主人公がそれなりに下心満載なので、スカートの中を覗こうとしたり、巨乳キャラの胸を凝視したりと、割とストレートに描かれています。共に旅する女の子にエロい視線を向けるのも度々です。

描き方も、胸や尻や足(わりとこれが多い気がします)を強調するアングルが多用されますし、肉感的な描き方もされているのでエロさはしっかりあります。

多少驚くのは、主人公が転生した先の家族(父・母・メイド)内のいざこざで、父とメイドが不倫して子供ができるというシーンがある点です。

小さい子がいる家庭で不倫というのをよく描いたなと思いますが、この子供は後に登場しますし何らかの役割があるのかなとも思います。

主人公が子供なので主人公絡みでは「スケベ」程度の表現ですが、一応エロい表現がある点は気にした方がよいかもしれません。

『無職転生 ~異世界行ったら本気だす~』のKindle予約情報

9巻が2018/10/23に発売されました。

『無職転生 ~異世界行ったら本気だす~』のKindle新刊既刊情報

最新巻9巻
発売日2018/10/23
次巻10巻
発売日情報なし
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最強の職業は勇者でも賢者でもなく鑑定士(仮)らしいですよ?

異世界転移もので、勇者そのものではないもののそのグループに属する主人公、という感じです。

同時に転移させられた現実世界の知人もいますが、その人達と殺し合う的な展開はなさそうなので(予想)、殺伐とした感じではありません。

異世界の設定の影響もありますが、主人公は身長が低く童顔で「美人のお姉さん」のようなセリフを一言目に発する人物なので、「ショタとお姉さん」的な描写が出て来ます。

が、メインキャラの女性は年下というかさらに子供のようで、メインメンバーの中でもショタ位置ではないよです。

チートスキルの「鑑定」ですが、実際には物語中に主人公自身もつっこむほどに複数のチートスキル所持でスタートします。

戦闘系ではないので「チートスキルでなぎ倒す」ということではありませんが、直接攻撃以外の部分がチートかつ便利すぎて「なんでもできるスーパーマン」になりそうです。

少し変わっているのは以下の点。

  • 勇者が事情により奴隷に身をやつしている
  • 賢者も事情により奴隷に身をやつしている
  • 主人公が勇者と賢者を買い取る

勇者が別に存在していて、その勇者を所有する形(あくまで奴隷状態で出会ったための形式上ものしょうが)はあまり見ないのではないでしょうか。

とはいえ、勇者よりもチートでさらに強くなるような主人公なので、勇者がいたからなんだという感じではあるのですが。

異世界ものとし無難だけれどいくつかの点に特徴がある、というところから、異世界ものが好きな方には進められると思います。

なお、勇者が少々子犬的と言いますか懐き方が微妙に気持ち悪いレベルで、BLとはいいませんが主従的な関係性とは別のものを感じさせる点が気はきになります。

絵柄

商業レベルで可もなく不可もなくという感じで、絵柄の特徴を挙げるのが難しい絵です。

デッサンに大きな狂いはなく、デフォルメの顔も良い感じで、背景もそれなりで。

一応人物は可愛い系なので皺のある老人や彫りの深い顔などは苦手な印象で、背景がやや単調というのはあり、少し安っぽい感じは否めません。

が、他の作品に比べて特に劣る感じはなく。

無難な絵だと思います。

神様

転移をさせた神様は気さくな神様で、少し物語が進むと本人と直接頭の中に声が届く形で話始めます。

頻度は多くないのですが、状況自体をかなり操作しているようで物語への関与度はかなり高いようです。

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2巻が2018/10/24に発売されました。

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骸骨騎士様、只今異世界へお出掛け中

異世界もので主人公はゲームのキャラクターのまま転移されましたが、ゲーム世界ということではないようです。

ゲームキャラクター時の魔法は使えるため関連はあるはずですが、地理や文化や登場人物などに対する主人公の反応を見る限りゲームそのままではなく、詳細が不明です。

とりあえずのんびり隠れ住みたいようですが、困った人(エルフ)を助けるなどヒーロっぽいことをしだすなど、タイトルのようにのんびりとした展開ではありません。

主人公が高レベルでステータスも装備も最上級のため身の危険がほぼなく、その点では確かに「のんびり」ではありますが。

オーバーロードと同様に骸骨姿でありそれをネタにしたりする場面もありますが、正直あまり必要性を感じません。

物語を動かす要因の1つにはなっていますが、骸骨である強い必要性があったとは思えず現状では単なる特徴の一つという印象です。

「騎士」ではありますが魔法も使う(移動系)ため剣技がメインではありません。戦闘シーンは瞬間移動で不意を打ち高レベルステータスにまかせて撃退という大雑把さです。

この点は物語上の演出でもあり、後ほど改善の必要性を自ら悟りますが。

なお、冒頭で出会う精霊獣がマスコットキャラとしてかなり強めに打ち出されているので、その点は他の作品と少し違います。

ありがちな展開として、成長後に人型にはならないことを願いたいですね…。

絵柄

全体的にまとまっていて大きく崩れることもなく安定しています。

アクションシーンでは描写とアングルに堅さを感じるので、動きを感じる絵ではありません。

主人公が鎧を着ていて毎回これを描くのは非常に手間がかかるのは理解していますが、金属表現が弱く堅さも感じずで微妙です。

こちらは意図的だと思いつつもその理由がわかりませんが頭蓋骨の描写レベルが2つあり、1つはしっかりと頭蓋骨を描いており、1つは球にテクスチャを貼付けたように平面的な頭蓋骨で描かれています。

後者が出る旅に違和感があり気になってしまいました。

細かい点を書いてしまいましたが、エルフの女性はキレイですし、エルフの男性もそれっぽさがしっかりとありますし、背景も適度に簡略化しつつも程度良く描かれていますし、最初に描いたように全体的にはまとまっていて十分楽しめる絵です。

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おとぎ話バトルロワイヤル

童話をテーマにした異世界ものといえますが、本質的には犠牲を伴う魔法少女ものに近い内容です。

ある日に「契約書」に署名したことによって望みが叶えられ、その後童話をモチーフにした異世界に飛ばされるという流れですが、他の作品と異なる点がいくつもあります。

  • 各キャラクターはそれぞれ別の童話の登場人物としての役を与えられる
  • 各自が持つ本に栞を挟むことで現実世界に戻れる
  • 契約時点で望みが叶ってしまう
  • 単純に殺し合えばいいというわけではない(予想)

最大の特徴は、「契約時点で望みが叶ってしまう」点でしょう。

既に報酬は得ているので状況的に逃げ出せないというのもありますが、なによりも願いが叶った後に対価を支払い続けるという構図に絶望を感じます。
仮に対価を支払い終えても、それは返済に過ぎず新しい報酬は得られないのですから。

この構図は「魔法少女まどかマギカ」と同種のものですが、「おとぎ話バトルロワイヤル」ではどういう展開を見せるのかも気になる点でしょう。

なお、タイトルにバトルロワイヤルと付いていますが、いきなり闘う展開にはなりません。

まずは世界の状態を知り(あくまで主人公が経験して想像できる範囲でしかないですが)、やるべきことを知り、という順序が丁寧に描かれます。

そのため「殺し合い大好き!」という人には物足りないと思いますが、単純なバトルロワイヤルではなく世界感からしっかりと楽しみたい人には良い展開です。

絵柄

作者はもともとPixivでイラストなどを投稿していたので質が高く、童話というテーマにあった柔らかめの表現を用いた絵柄で魅力的です。

背景や小物の書き込みも世界観を壊さずに描かれており、どのコマも一貫した表現を行っているように見えます。

まだ少ないとはいえ動きのあるシーンもしっかりしています。

「動いているように見える絵」ではなく「動き出そうとしている絵」のようなイメージで、スピード感は薄いですがまさに一枚もののイラストを見ているような描き方になっています。

キャラクターはやや少女漫画よりの体型ですが手足を多少大きめにデフォルメしていて、そこも童話感を増していると感じます。

目は少し大きいという程度で、簡易な構造ながら表情から感情を感じ取れるように描かれています。

全体的にレベルが高いです。

有名人と一般人

最初に出会う男の子は有名人で、同じ境遇となった主人公に対して興味をもって接しています。

好意もあるとは思うので、少女漫画によくある「王子様と私」のような関係になっていくのかなと思います。

テーマがバトルロワイヤルなので、考えられる結末はあまり嬉しくない状況になりそうですから、「悲恋」もテーマなのかもしれません。

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異世界迷宮でハーレムを

異世界もので、転移先はゲーム中らしき世界です。

知らぬ間にチート能力を得るということではなく、冒頭でゲームのキャラクターメイクをすることで一応のスキルや道具の説明付けがなされている点は珍しいと思います。

また、スキルよりも装備品をチートにすることで、本人は弱いまま武器だけ強いというアンバランスさを表現していて、話に幅が出せる設定です。

対して、自覚的ではあるのですが主人公は口調がおかしく、そこの違和感が拭えません。思考内容は割と納得できても、結果として発言する言い回しや言葉遣いのせいでイロモノに見えます。

この点もストーリーに活かされるのかもしれませんが、気になるものは気になります。

主人公は性格的に難はあれど、物事を受け入れる時も拒絶する時もそれなりに「実際にありそうな」という感じを受けるので、正直でよいとも思えます。

タイトルからして「ハーレム」ですし、ストレートでよいのではないでしょうか。

絵柄

立ちポーズは良いと思いますが、アクションシーンなどでキャラクターやアングルを動かす場面では堅さや狂いが散見されます。

背景、特に自然物の表現が上手いとはいえず、植物などは存在感も質感もあまり感じませんでした。

対してキャラクターの表情は上手いと思います。感情をしっかりと表現して、すんなりと人物の感情が読み取れるでしょう。

2巻ではかなりの長さでSEXシーン(前戯の手前というかベッドに入るまでのやり取りがほとんどですが)を見ると女性の体の描き方に異様に力がはいっている印象で、エロ系の表現力は確かなようです。

なお、原作の影響だと思うので仕方がないのですが、主人公の髪型は受け入れ難いレベルです。サブキャラクターならまだしも、主人公がこの猫耳というかぴょこっと横に尖る髪型というのは…(3巻でなんだかおとなしくなりました)。

3巻でもSEXシーンの表現方法(アングルや濡れ方など)が18禁のそれと同レベルに見えます。一冊のボリュームの中でエロを集中的に描く部分と描かない部分に明確に分けている印象で、常に過度のエロ表現があるということではありませんでした。

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3巻が10/26に発売されました。

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フリーライフ ~異世界何でも屋奮闘記~

異世界ものですが、VRゲームの世界に転移という導入です。

物語の開始時点で転移から3年経過していて、転移先の世界で普通(というと微妙ですが)に生活していると言う点は珍しいと思いますので、一応日常系かなと。

ただ、主人公は高レベルプレイヤーということで、このあたりはお約束ですね。

自分で「神をも殺せる>」といっているあたりで中2感が強いですが、全体的にはそこまで中2感は強くない気もします。

冒頭で異世界に着た理由や使命はわからないと語られており、タイトルもフリーライフということで、日常生活ものとして期待できそうです。

が、既に冒頭で影のヒーローよろしく行動しており、日常とはいいがたいといいますかやっぱりそっちかという感じです。

絵柄

デッサン崩れもあまりなく、基本的にしっかりとした絵だと思います。

対して顔の描写が薄いというか、微妙な気はします。

線が少ないからだめということではなく、他の作品では息抜き的に描かれるほわっとした感じの顔がメインの描き方になっている感じで、そこが原因かもしれません。

背景も簡略化の具合がよくないようで、描いているのに単調にみえるなどこなれてない感が強いです。

パートナー的なユミエルというキャラクターのみど的確な描写をしているように見えるので、作者のお気に入りなのかもしれません。

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異世界でスキルを解体したらチートな嫁が増殖しました 概念交差のストラクチャー

異世界もので、一応世界を救わない系かなと思います。
集団で転移させられた後に勇者志望の人物からの誘いを断り、単独で街に出て「さあどうしよう」という流れなので。

ただし、チートスキルでわりと無茶をやってる感じなので、目をつけられた挙げ句に重大事件に巻き込まれるのでしょうが。

チートスキルは「既存の単数や複数のスキル説明文内の単語を取り出し、順序や場所を入れ替えて新しいスキルを作る」という、半ば何でもありの強さです。

気になるのはこのスキルを他人に使用した場合、エロ系の演出で表現され、どう見ても前戯で感じているというか、やってしまってオーガズムに達している感じです。

もちろん意図的な描き方なのでしょうが、そういうのを求めずに読むとげんなりします。そこに項をさくならもっと物語を掘り下げる描写をしてほしいといいますか…。

なお、主人公は性格的にも肉体的にも体育会系ではないので、素の身体能力で大きな剣を振り回したり、怪力で相手をなぎ倒すようなことはありません(スキルを使ってそういうことをしかねませんが)。

スキル部分がチート過ぎてなんでもこのスキルで解決しそうですから、それ以外の展開を求める方にはあまり楽しめないかもしれません。

反対に、このパターンが好きでエロ表現OKならば楽しめるとは思います。

絵柄

絵柄は繊細で非常に上手だと思います。

明らかにイラストよりの上手さで、肌の質感などを見るとエロ系の人体表現といった感じです。

デッサンが大きく狂うようには見えませんし、ギャクシーンぽい時のデフォルメも好いです。顔がやや面長というか、鼻筋が長いのは絵のクセなのかもしれません。

ヒロインのセシルは特に気合いが入っていて、可愛くエロく見えるように集中的に気を使っているように見えました。

ただ、あまりアクションは向いていないといいますか、「動いてい場面を写真に収めた」ような絵は上手くとも、「動いて見える絵」は微妙な印象です。

[追記]

2巻では絵が崩れています。

特に顔の造形がまとまっておらず、適当に描いているように見えてしまうレベルです。

2巻を購入する場合は、1巻の絵を期待しないほうがよいでしょう。

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2巻が2018/7/9に発売されました。

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駆除人

異世界転生ものですが、職業が害虫害獣駆除者という変わった設定です。

異世界にそういう職業があるわけでなく昆虫型やネズミ等の小動物型の魔物を専門に狩るという感じなので、ゴブリンスレイヤーなどのタイプになります。

倒し方も少し似ていて、前世の知識で毒物を作りそれを蒔いて依頼を達成していきます。

剣や魔法でどうこうではなく殺鼠剤でまとめて倒すという点はまさに「駆除」ですね。

作中で早々にレベルが上がり能力値がチートと変わりない感じになりますが、一応理由としては「駆除した小物の死骸を森に捨て、それを食べた中型の魔物と、さらにそれを食べる大型の魔物までも毒物で倒したことになった」のだと思います。

それでも上がり過ぎですが。

主人公は多少無気力気味ながらも職人肌で、他の作品の主人公と比べても好感が持てます。が、読み進めると違和感が。

一言でいえば自分がない感じで、中身をあまり感じませんでした。状況毎に機械的に反応しているようにも見えて、いい意味でも悪い意味でも欲を感じず、かといってそれが達観や諦観からとも見えず。

対して、ヒロインらしき亜人の女性は真逆で感情的過ぎてよくわからないキャラクターです。一緒に登場した男性亜人は性格付けも分かりやすく好感が持てましたが。

一話完結でその街だけに存在するゲストキャラクターが出てくるという形式ではなく以下のような流れがあります。

  1. ゲストキャラクター登場
  2. 発端となる物語の終わりで仲間に加わる
  3. 違う街まで旅をして、そこで出来事が起こりゲストキャラクターと別れる

一話完結型の亜種のような印象ですが、旅を挟んでの分かれというのが思った以上にゲストキャラクターへの感情移入をさせるものだと感じられ、面白い構成だと思います。

設定や構成は面白そうなのですが、エロ関係の違和感や唐突感が気になるので今後どうなるのかがやや不安な作品です。

絵柄

崩れのないしっかりとした絵柄で、女性は可愛くキレイに描かれています。

キャラクターの動きも表現されていて構図も上手な印象です。

ギャクっぽいシーンではしっかりとデフォルメが効いており、緩急もちゃんとしています。

背景の書き込みも細かいことが多く、特に単調になりやすいパターン(積み上げたレンガなど)を見る限り妙な手抜きはありません。

木々の表現も上手く、遠近表現だけでなく場面毎に風景の描写で雰囲気を作ることもされていて実力を感じます。

エロ表現あり

主人公1人なら問題なかったのですが、女性キャラクターが出てくるとエロ表現が突然差し挟まれます。

原作準拠なのだとは思いますが、描写に手抜きをしないせいで色気シーンもそれなりにエロさがあり、そういう方面が好きな方むけの作品かと思ってしまいました。

2巻では空想の場面とはいえ結構なSEXシーンが差し挟まれていてます。

エロを求めて読むには分量がたりませんが、エロを求めていないのなら描写がしっかりし過ぎという、微妙な問題を感じます。

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2018/4/26に2巻が発売されました。

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異世界建国記

異世界もので、タイトルが示す通り国を作るというテーマの作品です。

チートスキルありの主人公ですが、転生時に若返り、最初に出会うのがグリフォンという点は他と違うところです。

グリフォンというと獣のイメージですが、この作品では知性があり神獣のような扱いで、ドラゴン等の立ち位置のようです。

このグリフォンが、縄張り内で拾い集めた子供のところに主人公を連れていって本格スタートとなります。

国造りがテーマなので仕方ないといえば仕方ないのですが、うろ覚え的に使われる知識が広範かつ有益な結果をだすというご都合主義的な流れがあります。

スタート時点で子供しかいないため失敗させている余裕はないのですが、もう少し説得力のある設定や展開はなかったのかなと疑問です。

当初は洞窟で、グリフォンが持ってくる生の食材だけという状態から、村の跡地を利用したり農業をしたり特産品を考えたりと生活基盤をつくっていきますが、子供の人数が多い割に群像劇的な展開は薄いように思えました。

子供だけの集団をどう成長させるのか、という点に魅力を求める索引だと思うので、今後の展開次第という感じです。

絵柄

商業レベルですしデッサンが狂いすぎることもなく、しっかりした絵柄だと思います。

が、どうも軽いというか全体的に薄く白い印象です。

キャラクターの輪郭線を上手く描いていて、緩急で人体の構造(肉や骨など)を表現できていると思うので、絵のレベルは高いと思います。

対して輪郭線内部の描写(服の皺や肉体の重なり具合の線表現など)が省略されていて、そこが薄く白く見える理由なのかもしれません。

この描き方を見ると、なんとなくカラーイラストが得意な方なのかなという印象でした。色トレスなどをうまく使える感じです。

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2巻が2018/9/25に発売されました。

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宝くじで40億当たったんだけど異世界に移住する

異世界ものですが、転移でも転生でもなく異世界に続く道が存在してそこを行き来するという作品です。

メインは内政で、メインは農業ですが水車を使った水力の利用などのインフラ整備もという感じです。

特殊なスキルをもっているわけではなく(異世界では現実世界の物品の効果が激増するというのはありますが)、単に40億という金の力にモノを居合わせた、ある意味力技オンリーという異色な内容です。

主人公の思考が全体的に緩いというか抜けているというか、見ていて呆れることが多々あります。

中世レベルの世界に現実世界の技術や製品を持ち込んでおり、世界のルールというか全てを壊しかねないことをどんどん行います。

一応、異世界の人達に知られないようにと配慮する場面はありますが配慮が足りていないように見えて、これが演出なのかそうでないのかも分からない印象でした。

今後この点が何らかの火種になるとは思いますが、それにしても脇を甘く描き過ぎではと思ってしまいます。

対して異世界側の人間には複数のパターンが存在しており、優れた品物や技術を持つ部外者をどう扱うかという視点では複雑な模様を呈します。

恩人だと前面的な信頼を寄せる者。
明らかに重要人物なので取り入ろうとする者。
内心では疑いを向けつつもとりあえず疑念を抑える者。

主人公という異物を投げ込まれた周囲の人間の反応を描くと言う点では、主人公の単純さはよい条件なのかもしれません。

絵柄

表紙の線は細いですが、中身ではしっかりとした線で描かれているため見やすい絵で読み進められます。

どちらかと言えば可愛らしい方向で、女性だけでなく男性も柔らかい印象です。

物語の都合上、漫画のコマの中に説明図が度々登場しますが、美味くデフォルメしてまとまっていて、作者の力量が伺えます。

反面シリアスな場面があまりシリアスに見えないので、そういうシーンでは違和感を感じやすいかもしれません。

別原作か、オリジナルの作品を見てみたい絵だと思います。

亜人なし

異世界ものでは珍しく、3巻までの時点では亜人はまったくでてきません。

亜人が見たいという人には進められませんが、「異世界=亜人」という構図ではないものが読みたい方には良いでしょう。

発電設備の買い方

本当なのかどうかわかりませんが、作中で水力などの発電設備を購入しようとするシーンがでてきて、『〇〇だからこれは買えないが、△△なら買える』というような事柄も説明されています。

無駄知識ともいえますが「何もない環境化で現実世界の機器をどのように使えるのか?」というテーマは、現実世界と行き来できるという特徴を活かした内容だと思います。

『宝くじで40億当たったんだけど異世界に移住する』のKindle予約情報

なし。4巻が2018/9/22に発売されました。

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